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(35) 靴底を洗う理由

7月初の「お山のマナーブック」となり失礼しております。引っ越しにつき、机周辺アンプラグドで過ごしておりました。今回は(32)に続き、登山靴のことをば。

というのは、月初にあったツアーの下山時に登山靴を洗う場所があったので何気なくご案内したら、「へぇ~そういう意味もあるんですね」と数人に言われたので書いておこうと思います。みなさんはどこで登山靴の靴底を洗いますか?果たして汚れを落とすためだけに洗うのでしょうか。

額が行方不明中につき
ぺらいちゴメン

この連載は、当たり前のことから山ならではのことまで色々ある登山マナーを再考していきます。そもそもよく理解していなかったり、昔から語り継がれてきたなかには、時代とともに解釈が変わってきた、あるいは不要なのもあろうかと思っています。
そこで、昭和の登山ブーム世代を先輩に持ち、平成の山ガールブーム世代を後輩に持つ私が、これまでの経験と体感から今の時代にフィットした解釈をしてみようと!
あくまでも個人の解釈ですから、ここに書いたことを山で守っていない人を見かけてもその人が間違っていると思いこまないようにしてくださいね。

週1回更新(目標)、全50回(予定)でお送りします。自主出版化を目指します(野望)。ご支援よろしくお願いします。

第一回から抜粋

沢や水場にブラシなどが備えてあり登山靴を洗えるようにしてある登山口がありますよね。靴拭きマットが置いてあるところもあるかな。私は見かけたら「入下山時」に利用するようにしています。
おそらくそれは「汚れを落とす」目的で設置されたことと思いますが、自然に関心の高い人であれば、もう少し突っ込んだ考えがあって使うでしょう。それは、

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