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(30)15時までに着かなくてはいけない

登山ルールの大御所「早出早着」。山に行くときは朝早く出発して午後早く到着しようというものですね。
時刻の目安でいうと、「15時までに」下山、または山小屋着するように逆算して出発時間を計算していくのが一般的です。山小屋を予約する際にも「15時までに」と案内されますよね。なぜ「15時」なんでしょう。

もし誰かに「なぜですか?」と聞かれたらなんと答えますか。おそらくひとつの理由は済まないですよね。
私だけではないと思いますが、昔から説明されている理由のいくつかは果たして令和でも言えるのか疑問に感じるときがあります。というわけで、今回の「お山のマナーブック令和版」」は「早出早着」を再考します。

額がぶっ壊れました…

この連載は、当たり前のことから山ならではのことまで色々ある登山マナーを再考していきます。そもそもよく理解していなかったり、昔から語り継がれてきたなかには、時代とともに解釈が変わってきた、あるいは不要なのもあろうかと思っています。
そこで、昭和の登山ブーム世代を先輩に持ち、平成の山ガールブーム世代を後輩に持つ私が、これまでの経験と体感から今の時代にフィットした解釈をしてみようと!
あくまでも個人の解釈ですから、ここに書いたことを山で守っていない人を見かけてもその人が間違っていると思いこまないようにしてくださいね。

週1回更新(目標)、全50回(予定)でお送りします。自主出版化を目指します(野望)。ご支援よろしくお願いします。

第一回から抜粋

昔から言われてきたのが、登山シーズンである夏は「夕立」があるから早く到着しておきなさいよ。という理由。これがもっともポビュラーですね。小さいころを思い返すと

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