(44)登山道を歩けるのは当たり前ではない
旭岳、富士山が初冠雪したと思ったら、急に続々と高い山が初冠雪…というより、むしろ積雪というくらい突然冬山のようになってしまいました。まだ根雪にはならないはずですが、今後は冬装備もしてお出かけくださいね。
こんなに雪が積もってしまうと見えなくなってしまいますが…今回の「お山のマナーブック令和版」は「登山道」のこと。我々登山者は登山道があるおかげで簡単に計画を立てることができます。しかし、もしその登山道が荒廃していたら計画通りの登山はできないでしょう。地図とコンパスをにらめっこして、鉈で目の前の笹を拓くことなく、景色を楽しみ、時に疲れを堪えながらも、歩くことに集中できるのは当たり前ではありません。登山道はどのように維持されているのでしょうか?
連載もいよいよ終盤。これまで提案してきた山を歩くことに関するマナーのすべてが、この回に集約されているのかもしれません。極端な話、登山道が存在しなければ楽しみのために登る物見遊山な登山者はいなかったかもしれませんね。
そもそも日本の登山道は、元々
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