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山っていい友!大雪山・夏ツアー2日目(後編)!

北海平を渡り、花の沢から白雲分岐に上がると再び猛烈な風当たり。ここでランチ休憩をとる予定でしたが、パンくらいなら飛んで消えていってしまいそうだったので、十字路の分岐をかつてバイトしていた白雲避難小屋方面に少し下ってハイマツのなかでランチを取ってもらいました。

その時の写真がないので
分岐手前のキバナシャクナゲ路でも見てください

時おり雨にも降られながら風衝地を歩いてきたのでメンバーはかなり寒かったもよう。今回のメンバーはそれなりに山の経験があるからとタカを括っていましたが、なかにはカタカタと手が震えているメンバーもいて、それをようやく風の弱いヤブに入ってから知りゾッとしました。すぐに濡れたものを着替えてもらい温かいものを飲んで落ち着きましたが、低体温症まで至らずで申し出てくれてよかったです。

もし放っておくと何かマズイかも?と思うような体の変化があったら個人で行っていても遠慮せず必ず仲間に知らせましょう。しかしそれが初心者同士だと「だよね〜寒いよね〜」で終わる可能性もあるから、やはり各自の知識も装備となることを心得えておきましょう。
低体温症は「濡れ」+「風」で最もなりやすいので気をつけてくださいね。

さて、白雲分岐に戻りまして赤岳方面へ。このあたりも風衝地ですが北海平よりたくさんの種類のお花が咲きます。その代表が上のウルップソウ。本州でも白馬岳や八ヶ岳など限られた高山帯にありますが、大雪山では固有種のホソバウルップソウが咲きます。ツアー時の7月頭はまだ咲き始めでしたが出会えてよかったです。

風に吹かれているのを表現してみました

進む登山道から少しそれた場所にある小泉岳山頂に寄りました。山頂といっても登山道とほぼ同じ標高なんですけどね(笑)

白雲分岐から赤岳まではだいたいこんな感じ。別の惑星感がしてこの道も私のお気に入りですが、いかにも風が通りそうでしょ?この日は横から途切れず10m近く、時おり13〜15mの風が走り抜けていましたね。オラのザックカバー吹っ飛んでなびいたぜ(笑)そして縦走最後の山頂、

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