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Te Araroa Day 20 #Boyle Campsite


4時過ぎ、ミンジが準備をする音を寝ぼけながら聞いていた。気づいたら二度寝をしていた。


5時半ごろ起き、アレックスを起こさないよう静かに足のストレッチをして6時過ぎに起床。


右膝が痛くて不安なのでテーピングをした。
さすがに昨日は無理しすぎたかな…。
今後に響かないといいけど。
朝食を食べ、出発の準備をしてるとおじさんが起きてきた。長髪で雰囲気のある人だった。芸能人の誰かに似てるけど思い出せない。
アレックスが昨日の工程を説明してる。42km歩いたことを言ったら、おじさんは「ジーザス!!」と言ってて笑った。

出発しようとしたら道がわからなくて、おじさんが教えてくれた。

昨日の疲労は思ったより残っていない。
朝露が冷たいけど気分はいい。
しばらく音楽を聴きながら歩いた。

木道も時々あるし、アップダウンも少なくて比較的歩きやすい道。


しばらくしたらアレックスがきた。ボイルフラットハットまで3キロのところで挨拶、「次のハットはあともうちょっとだよ」と。

ボイルフラットハット

小屋についてアレックスと一緒にお昼を食べた。いろいろ話しかけてくれた。本当は私もいろいろ質問したいけど、私の英語力では3つくらい聞くので精一杯…。

ハットの中に折り鶴。折ったのは日本人かな??

トルティーヤにヌテラとナッツを乗せて巻いて食べ、12:30に再スタート。
ボイルビレッジには15:30に到着。
足元はドロドロで大変だったけどきれいな森だった。泥の多い上高地ってかんじ!(笑)

かわいいお花
砂利道に入った。もうすぐかな?
今日はここまで
最高…!!!!ありがとうアレックス


アウトドアセンターに到着したらアレックスがいた。ピザを分けてくれて神かと思った。スプライトを飲んだ。…うますぎ!!日本ではほとんど炭酸ジュースは飲まないけど、ニュージーランドではなぜか飲むようになっている。ちなみにNZのジュースで一番好きなのはL&P!


シャワーを借りたんだけど、排水溝が詰まっていて大変だった。そして途中から水しか出なかった。でもさっぱりできてよかった!

キャンプサイトは8ドル、お金をセルフで入れるタイプだった。5ドルのお札1枚、2ドルのコイン1枚、50セント2枚で1ドルでぴったりあった。セントは初めて使うのでちょっと不安だけど、たぶん合ってるはず。

テントを張ったけど、風もなく日差しが暑すぎて日陰のテーブルに避難。
テーブルにはカップルがいた。
「ここ、電波はある?」と女性に聞くと、スパークは入るけどOne NZは入らない感じだった。残念…。
それから「あなた、ペロラスブリッジにいなかった?」と聞かれた。
彼女たちは、ペロラスブリッジのキャンプサイトで、私たちの隣にテントを張っていた自転車旅の夫婦だった。すごい奇跡!

女性の名前はラーナ。ラーナは私のトンチンカンな英語を聞き取ってくれ、色々会話することができた。おすすめの場所も教えてもらった。


自転車旅のラーナ&クエンティンと記念撮影


明日、ハンマースプリングスまでヒッチハイクすることを伝えると、「このキャンプ場で明日そっちの方向に行く人がいるか聞いてみたら?」というアドバイスをくれた。さっそく実践し、車で来ている2組に尋ねたらどちらも反対方向だった。そんなに上手くいくわけないか。でも、走っている車にサムズアップして止まってもらうよりも安全でいい方法かも。

ラーナ達が「川に行って来なよー!」と言うので、行ってみた。風が涼しくて気持ちがいい。しばらくそこで休憩して、日記を書いた。

河原に座って日記を書いて涼むが
当たり前にサンドフライやばい


テントに戻り荷物整理をしていると、さっき声をかけた車のご夫婦が、「お茶しない?」と誘いにきてくれた。「いいの!?」って言いたいんだけど咄嗟に言葉が出なくて、「OK?イッツオーケー?」と意味のわからない返答をしてしまった。喜んでお邪魔させてもらうことに。

おじさんはベルナ、奥さんはナジャ。
ベルナがキャンプ用の椅子を出してくれた。
「お茶がいい?コーヒーがいい??」とナジャ。コーヒーをいただいた。2人はスイスから毎年来ているらしい。トラウトフィッシングをしに25年もニュージーランドに通ってると。
キャンピングカーはレンタルだと言っていた。
2月の下旬まで3ヶ月間、NZ南島を旅するみたい。
今日の釣った魚の写真を見せてもらったらめちゃくちゃ大きくてびっくり!
美味しいチョコレートも出してくれた。
帰国したらメール送るからと、アドレスを交換することに。私の字が下手すぎて伝わらないとまずいのでわたしも彼らのを聞いた。
とてもうれしい。

ベルナ&ナジャ 記念に写真を撮らせてくれた
コーヒーとチョコとしあわせな時間


1時間くらい話してテントに戻った。
嬉しくて嬉しくて、テントに戻ってからポロポロ涙が溢れた。私はまったく英語が話せないけど、伝えようと思う気持ちや相手が何を伝えたいのか目を見て耳を傾けることの重要さ、それが少し出来た気がしたのと、ミンジ、アレックス、ラーナ達もベルナ&ナジャ夫婦も私にそうしてくれたみんなの温かさを感じていた。


昨日も今日も素晴らしい日。
明日はヒッチハイクをするので、ヒッチハイクで言わなきゃいけない英語を復唱して眠りについた。

◯Boyle情報
アウトドアセンターに荷物を送ることもできるし、泊まることもできます。泊まればWiFiもある。街に寄りたくない人はそれも一つの手段かも?One NZの電波はなかった。
アウトドアセンターは温水シャワー、売店ありだけど夕方で閉まります。一旦疲れを癒したい人はハンマースプリングスに行ってゼロデイを取るのもおすすめです。


2023.12.19
Ann Hut to Boyle Campsite
30km

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