ニュース語学法を勧める理由
どうして継続できるのか
とても不思議なことは、自分がなぜ英語の学習を5年も続けられているのか、中国語の学習を1年半も続けられているのか、ということです。生きて行くのに必要というわけでもない。ある意味、語学に面白みや意義を感じているので続けてられると思うのですが、それにしても、我ながら珍しいというか、よくやっていると思うのです。私らしくない。
ニュース語学法
私は英語の勉強としてBBCを毎日3記事読んでいます。中国語の勉強としてBBC中国語と新華社通信の記事を1つ読んでいます。英語では主にアジアのニュース、特に日本のニュースがあれが必ず読みます。外国から日本がどう見られているのかに関心があるからです。中国語も同じく日本に関するニュースがあれば必ず読みます。英語は15分ほどで3記事を読みます。中国語はまだ時間がかかります。1記事30分ほどでしょうか。じっくり読むようにしています。そして、分からない単語が出てくればその都度、単語帳に書き写していきます。これが私のニュース語学法です。
この勉強方法は本当に効果があります。もちろん時間がかかるわけですが、これだけを続けることでやがて英語力が付きます。見せかけの英語力ではなく、本当の英語力が付きます。自信を持つことができます。
"新鮮さ"をいかに組み込むか
なぜニュース語学法がこれほど継続できるのか考えてみました。それは「終わりのない新鮮さ」があるからだと思います。ニュースは尽きない。いつまでの新しい情報が発生します。終わりのないドラマのよう。話題に事欠かないのです。
例えば参考書を買うとして、その参考書が終わると、何かひと段落してしまいます。そこで満足して勉強が終わってしまうということもある。例えば、ドラマ勉強法、これもやがてドラマが終わってしまう。新鮮さがいつの間にかなくなってしまうのです。
一方でニュースは終わりがありません。だから勉強素材に困りません。というか、ニュースそのものに関心が移っていき、英語の学習はおまけのような感覚になります。これが重要です。海外ドラマもそうです。ドラマの内容に引き込まれていく。だから継続することができる。見たいと思う。しかしドラマはやがて終わってしまうという欠点があります。
語学は終わりのないマラソン
なぜ終わりのないことがいいのかというと、語学にも終わりがないからです。私たちも一生をかけて日本語という母語を磨いていくのと同じく、第二言語にも終わりがありません。長期戦が運命付けられている語学に対して、いかに「新鮮さ」を維持して行くのかは大事な視点だと思います。
・面白い洋書を捜す
・面白い洋画を捜す
・面白い海外ドラマを捜す
・面白いYouTuberを捜す
新しい、新鮮な、関心の源泉を探し続ける。これは「継続」のためには本当に大事です。参考書は「新鮮さ」が急激に下がっていくものの一つ。最後までやりきるには意志力が必要です。それも大事ですが、もっと自分の関心が容易に向けられる対象を探し続けるのは有効です。
ニュース語学法、これはもちろん「世界の動向」に関心がなければいけません。しかし、語学を志すような人は海外のニュースに関心があるはずです。知っておいて後悔することはありません。むしろ、外国の友人の話すトピックとして知っていなければいけないでしょう。また、ニュースは最初はその背景などを知らなければ理解が難しいですが、続ければ続けるほど理解が容易になり、歴史性などを含めて、エンタメ性が増してきます。続ければ続けるほど前後の文脈が理解できて、新しい情報に「新鮮さ」を感しるようになります。
というこで、ニュース語学法はお勧めいたします。中長期的に本当に英語の実力を高めたい人には、私の知る限り最高の勉強方法です。
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