話せている自分を強く想像する。
これは英語を話す力を伸ばすコツみたいなものだと思っています。
自分は研究者でもないですから、立証できる証拠もありません。論拠は自身の経験のみですので、なんというか、聞き流してほしい程度のことです。
私は日本語をしゃべる時と英語をしゃべる時の性格が違うと言われます。英語だと右手のひらを頭の横に上げて「Hi!」とか言いますが、日本語で「やあ」とはいいません。軽くお辞儀をしながら「こんにちは」といいます。また英語をしゃべる時の方が日本語の時よりもよくしゃべるようです。私もそう思っています。英語の時は何かをしゃべろうと思う必然性を感じるという感覚があります。しゃべることに積極的になる。そして、そんな自分の別人格に出会うのが語学学習の面白みの一つだと思っています。
私の本当の性格が一番反映されているのは母語です。そして、僕の性格っていうのは後天的には家族、特に親から大きな影響を受けているはずです。親は私の母語の先生です。母語を身に着ける過程で性格的にも親の影響を受けて育ってきた。だからその二つが結びついている。
しかし、英語は親から教えてもらっていません。僕の英語の先生って洋画とかEminemとか50CentとかLinkin Parkなんですよね。(だからちょっと英語が汚いですが。。。)おそらく、映画の主人公のしゃべる英語をきっと真似しているんだと思うんです。だから、英語の性格はそれらの影響を多大に受けていると思います。僕が見てきた洋画や洋楽の中の英語を話している人々の性格が少しづつ織り込まれてできたのが、今の私の英語人格なのだと分析します。教科書だけの英語学習ではこうはならなかった気がします。
たぶん私は、海外のテレビや映画を見ることで、英語を流ちょうに話す自分のイメージが先にあったのだと思うのです。Lose yourselfを完全に歌いきる自分を夢想していました。英語を話せる前から、英語を話せているイメージが頭にあった。これはモノマネ芸人さんみたいな思考方法だと思います。中味はないんだけど、外側だけは先に作っちゃうみたいな。そしていつの間にか中味も詰まっていたみたいな。
コーチングの本を読んでいると、まず最初にさせることは、ゴールを達成している自分を具体的に描かせることだそうです。英語が話せるようになる前に、英語が話せているイメージを持つ。これがポイントなんだろうと思っています。数学的には帰納法的な、バックキャスティング的な手法、最初にゴールを設定してそれを手繰り寄せる的な手法があるようです。
いま中国語学習に力を入れています。今年のうちにHSK6級を合格したい!中国語についてはこのイメージを作ることに苦心しています。英語と比較すると、映画や歌の情報が少ないんですね。それでも意識して面白そうなサイトを探してます。少し前だったら実際に留学しないと分からなかったであろう「中国語を話せているイメージ」を、今は日本の片田舎でもできるのではないかと実験中ですので、いい方法が見つかればnoteしていきたいと思っています。
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