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書影、マンガのコマ、キャプチャ画像の貼り付けについて|雑記

好きな小説やマンガやアニメを紹介するにあたって、作品の画像を自身のウェブページやSNSに貼り付け、全世界に公開する際には、ことのほか慎重な配慮が必要でしょう。


他人の書いた文章を「引用」するにはおおむね定まったルールがあるものの、表題のような「画像データ」をコピペする際の明確な基準は、いろいろと調べてもよく分からない。「これはだめですよ」「これはいいですよ」と明示してくれていればよいのですが、実際は全体にグレー。しかも作品・商品は無限にある。ひとつひとつ問い合わせるのは大変です。

「貼ってよいのか分からないデータは貼らない」が原則としても、そうは言っても貼りたいと思うことはある。あれもだめ、これもやめておこうでは、なんのために感想を書いているのだか分からなくなります。

本記事では、私が「これだったらまぁいいか」と思ってnote内で利用している画像データの貼り付け方を整理しています。



note公式の「テキスト記事に埋め込みできるサービス一覧」のサービスを利用するのは間違いないはず(間違っていたらむしろ教えてくれ)。

もう皆さんやっておられるから今さらですが、もう一度確認してもよろしいかと。youtubeの動画や、twitterのツイート、amazonの商品紹介ページのURLを直接コピペすると、なんかいい雰囲気で埋め込まれます。


amazon:

amazonで本のページを貼り付けた場合、通常は表紙の画像が(隣に小さく)出てきますから、まぁこれで足りるよねという感じ。表紙画像を転載している点について、どのような許諾関係にあるのか自分の力量では調べきることができませんでしたが、note上で利用するのは許容される行為だろうと考えます。


twitter:

twitterもとにかく玉石混交というか、明らかに違法な様子でマンガのコマやアニメのキャプチャ画像などが大量に投稿されています。慎重を期すなら、あくまで作品・作者の公式のアカウントの投稿に限って貼り付けるべきでしょう。

投稿されている画像の一部のみを切り取り、あるいは加工してからアップする行為は許されていないものと認識しています。ツイートの全てを、そのままの形式で貼り付けます。




アル:

上記の「サービス一覧」のマンガの項に、「アル」というサイトがありまして、一部のマンガ作品については、マンガのコマの画像を自由に投稿でき、また投稿されているコマ画像を自身のブログ等に貼り付け、表示できるようになっています。「アル」が出版社・作者に許可を取っていると記載されています。常識の範囲内でせっせと利用しましょう。


こんな感じで表示されます。



youtube、amazon、twitterで十分かと思われますが、ついでに版元ドットコムも紹介します。

本のさまざまな書誌情報を載せているサイトで、その「情報」の一環として「書影」も提供しています。

書影や書誌は自由にお使いください
本の紹介などのための利用はご自由にどうぞ。
個人・企業・図書館、問いません。
各出版社が自社の本の宣伝やオンライン書店での利用に自由に使って良いという契約をして出版業界の共通のデータベースに登録したものを版元ドットコムも使っておりますので、必要最低限のルールを守っていただければ、書影を自由にダウンロードしてご利用いただけます。
利用可否の版元ドットコムへのお問い合わせは不要です。クレジットの表示義務もありません。
https://www.hanmoto.com/about_bookdata

とのことです。こちらもせっせと利用しましょう。

ふつうに画像をコピー、適宜リサイズして貼り付けるだけです。

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amazonのページを貼るよりもシンプルですっきりした見た目になりますから、書影の提供されている作品については、こちらの方法のほうがよいかも。当然マンガだけでなく、小説やその他の書籍、絵本なども利用できます。



課題としてはやはり、アニメや映画やドラマの、途中のシーンをキャプチャした画像でしょうか。

twitterの公式アカウントで公開されている画像は可としても、自分で任意のシーンを切り貼りした画像や、公式サイトの絵を勝手にアップするのは、限りなく黒に近いグレーだと思っています。

やっておられる方は大勢いらっしゃいますし、その方たちをあえて声高に非難したりはしませんが、私はやらないつもり。それとも何か「こうするならOK」みたいなルールがあるのでしょうか……? 


スタジオジブリが一部の画像をフリーで提供したのは話題になりました。


「常識の範囲でご自由にお使いください」というメッセージがすべてを物語る。明確なルールは定めがたいところがあるのでしょう。

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自分のカメラで撮影した本の表紙の写真などはどうでしょう。

厳密に考えれば微妙なラインだけれど、誰に迷惑をかけるわけでもないから見逃される、みたいな感じでしょうか(これはキャプチャ画像でも同じことが言えますが)。

「今日こんな本買ってきたよ」と撮った表紙の写真をnoteに上げることまで制限されるとしたら、そんなケチくさい話もなかろうにとは思います。

「常識の範囲か」「ひとに迷惑をかけていないか」「自分で後ろめたさを感じないか」などを基準に考えるしかないようです。



「これは載せてもいいらしいよ」というデータや方法が他にありましたら、根拠とともに、ぜひご教示いただけますと幸いです。

大好きな作品を気持ちよく紹介してまいりましょう。

そして作品を侮辱しないこと。

それが何より大切なことです。