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2021夏アニメ 3話くらい終わっての感想

急に暑くなりましたね。

水分摂って、栄養つけて、エアコンかけて。涼しい部屋で本読んだりアニメ見たりしましょう。自然災害や交通事故にもお気をつけて。気を付けてどうなるものでもないですが。


また「3話くらい終わっての感想」を書けることをうれしく思います。去年の夏から書いてて今回で5回目。毎クール、楽しく見ていられたらいいですね。

見たい作品がたくさんあるクールを豊作、逆を不作と表現したりするようですが、個人的には、毎週楽しみに追いかける作品が1本でもあれば十分です。「あぁ……これいい……」「あわわわ……どうなっちゃうの……⁉」と思える作品が。豊作だの不作だの、まったくもって失礼な話じゃないか。

1本2本はお気に入りが見つかるものです。というか見つけるのです。

見つけようと思わなきゃ、見つかるものだって見つからない。



まずは、ほぼ前情報なしで見た作品から。


びっくりするくらい理路整然、登場人物のキャラクター造形も、物語のヴィジョンも、クリアで整った「かげきしょうじょ!!」。宝塚の頂点を目指すお話で、とにかく分かりやすい! 今後何が起こるかだいたい分かりそうなものなのに、惹きつけられるのはキャラクターのせい? 主人公のキャストは千本木さんと花守さんのペアですね。サブキャラの声優陣も豪華。

制作はパインジャム。少女漫画らしいキラキラした作画・色味は好印象。

そして注目は音楽。斉藤恒芳さんってあれだ、葉加瀬太郎さん、竹下欣伸さんと組んだ「クライズラー&カンパニー」のメンバー。劇音楽多数作曲。これ、たぶんめちゃくちゃ本格派。衝撃のエンディング聞けば分かる通り。

原作は白泉社「メロディ」連載で、11巻まで出ているもよう。

劇中劇とかわりと好きなんですよね。きっとあるよね。楽しみ。


「ぼくたちのリメイク」「探偵はもう、死んでいる」はラノベ勢。こちらはこちらで、びっくりするくらいラノベ然としていて、いきなり女の子とひとつ屋根の下だの、あの子の心臓がどうのこうのだの、見ていてしんどいところが多々ありますが。

リメイクはこれ、過去から戻ってきた設定どう生かすんでしょう。

探偵のほうは本格推理じゃないのね……

まぁストーリーはともかく、ヒロインがべらぼうにかわいい。アニメはそういう見方もできるのでたいへん便利です。シノアキの声は古賀葵さん。かぐや様ですね。全然わからなかった。シエスタは宮下早紀さん。「はるかなレシーブ」の比嘉かなた役や、「放課後さいころ倶楽部」の武笠美姫役。どちらも見ていたのでなじみがある。


「死神坊ちゃんと黒メイド」はどうかな。原作はウェブコミックのサンデーうぇぶり連載。主演は花江さんですね。アリス役・真野あゆみさんは存じ上げない声優さんですが、ハマリ役のような気がする。

ストーリーは読めない。物語の目的が今のところ不明。呪い? ふたりはすでに恋仲なの? 呪いに打ち勝って結ばれるお話なのだろうか。

このJ.C.STAFF制作のCG作画にうまく慣れれば見ていられるでしょう。「舞妓さんちのまかないさん」が同じようなCGアニメでした。


あとは「うらみちお兄さん」ですね。原作マンガは試し読みしたのだけど、うらみちくんの愚痴(?)を文字情報で見るのと、音声で聞くのとでは印象が少し変わる。

自分、これ笑えるかな……なんだか途中で疲れてしまう気もする……



期待しているオリジナルアニメ勢。


P.A.WORKSより「白い砂のアクアトープ」。監督・篠原俊哉さん、シリーズ構成・柿原優子さん、キャラクターデザイン・秋山有希さん。ほか「色づく世界の明日から」のスタッフ再集結といった様相。音楽の出羽良彰さんもそうですね。

沖縄&水族館の作画さすが。青くて深くて、目に痛いほど鮮やかで……。胸のきゅっとする、清冽な水の表現はいつまでも見ていられる。

PAだと「SHIROBAKO」や「花咲くいろは」からのいわゆる「お仕事シリーズ」がありますが、こちらは「凪のあすから」「色づく世界の明日から」の流れなんでしょうか。でもお仕事の要素もありますね。

主演のお二人、伊藤美来さんは知ってましたが、逢田梨香子さんは存じ上げず。お手並み拝見といったところ。

ストーリーは今のところまずまず。可もなく不可もなく……かな?「凪のあすから」も「色づく世界の明日から」も泣くほど好きなので、本作も大いに期待してるのだけど、あまりハードル上げ過ぎるのもどうか。


作中みずから漂流教室を名乗る「Sonny Boy」も期待。マッドハウス制作。

よく分からんけど、学校ごと異世界っぽいところに飛んでしまったらしい。生徒たちの一部は超能力を持っているとか。話のすじも、目的も着地点も、今のところ皆目見当がつかない。

よく分からんまま終わるタイプの作品なのか。それもまた一興。



あとは続編もの。


「小林さんちのメイドラゴンS」はぐりぐり動くし、色彩も、光と影の塩梅も京アニさんでしたね。

オープニングのfhana「愛のシュプリーム!」。ラップ調からの軽快なサビに、絶妙な物悲しさを感じるのはきっと自分だけではないはず。

そう、空なんか飛べなくていいのだ。

弾けるようなエンディング曲もすばらしい。


「はめふら」こと「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X」もいい感じかと。

メインのストーリーは1期でもう終わってるはずだけれど、どうやらキャラクターのはちゃめちゃなノリで押し切る気配ですね。

内田真礼さんのひとり芝居は、相変わらずのクオリティで安心しました。



こんな感じで行こうかと。皆さまはいかがでしょうか?

楽しい夏になりますように!



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