続けること

独学大全が届いたので読んでいる。まだ全部読み終わっていないけれど、四部構成のうち第一部でいかに学習を始め、続けるかについて詳しく書かれていて、独学で学習を続けることの難しさ、そしてその継続のコツについて知ることができた。中には既に実践済みのものもあって、なるほど、私が三日坊主にならずに学習を続けられているのはこれのおかげなんだな、と思った。

人間はサボりたがるようにできている、とまず最初に認めるところから始まる。そこでいかにサボらないようにするかの工夫が必要となってくる。ここでついつい意志の力に頼りそうになるが、人間の意志なんて意外ともろいものだ。その意志を常に強化してくれる環境を作ることが継続するには必要となってくる。「独学は孤学ではない。」時には他人の力を借りることも必要だ。ということが分かった。

私は既にTwitterと友人とのSlackをゲートキーパーとして使っていた。進捗を報告し、誰かに見られているという意識のもと勉強を進める。反応はあってもなくてもいいし、実際見られていなくてもいい、ただ「見られているかもしれない」という意識が私を律する。自分を良く見せたがる気持ちが強い私にはちょうどよい手法だ。反応はあってもなくてもいいと書いたが、Twitterに毎日報告しているとたまに反応がある。今のところ「えらい!」とか「がんばって!」とかポジティブなものなのでありがたい。褒められると嬉しいのでまた続ける気にもなる。友人とのSlackでは褒められまくっているので私のやる気はうなぎのぼりだ。ありがたい環境だなぁと思う。

独学大全についてツイートしていたら、非公式のDiscordコミュニティに誘ってもらったので参加してみることにした。独学大全読者による独学者のコミュニティだ。これもTwitterやSlackと同じだが、メンバーは独学者ばかりなので、そこでできる情報交換がいろいろ為になりそうな気がしている。

私が学習を続けられているのは、私の意志そのものよりも環境による影響が大きいと思う。受験日という明確な目標と締め切りがあり、応援してくれる人がいる。そのどちらかが欠けていたら、私はここまで頑張れなかったと思う。もちろんまだ始めたばかりではあるので、これから先も継続していけるよう頑張らないといけないけど。

受験日まであと139日。10月1日から勉強を始めて、まだ11%の時間しか過ぎていない。残り89%、何とか継続して合格を目指したい。

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