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深津をもっとほめたい

深津本人の話をする前に……

みなさんはご存知ですか?深津をほめるおじさん
ご存知ない方は一度こちらをご一読願いたい。

わたしはこのブログが好きでして。

これを読んでからというもの、深津をほめるおじさんのことは「逆張りバスケ好きおじさん」と認識していたのですが、「THE FIRST SLAM DUNK」を見たことで、おじさんに対する認識が少し変わりました。

深津一成とは

ポジションはPG(ポイントガード)。
秋田県の代表で、優勝候補山王工業のキャプテン。ディフェンス能力が高く、ゲームメイク能力に秀でたオールラウンダー選手。

……の割に、漫画での印象はかなり薄い。

一度読んだ程度では、語尾が「ピョン」であること以外記憶に残らないと言っても過言ではない。

映画を観た後、改めてスラムダンクを読み返してみたのだが、やはりその認識は変わらなかった。

漫画で深津の凄さを表現するのは難しかったのか、そもそも当時はスポットを当てる気がなかったのか、大人の都合でそこまで細かく描いている暇がなかったのか。何故かはわからないが、原作では情報以上のすごさが伝わってはこなかった

それが映画を観た途端、漫画での「目立ったプレイはないがいい仕事をする、語尾が変なキャプテン」的な印象が、一気に「チームの司令塔」に変わった。

PG(ポイントガード)

そもそもPGというポジションの役割はご存知でしょうか。

PGとは、バックコートからボールを運び、フォーメーションの指示出しやパス配給を担うポジションです。

つまり「ゲームメイクが得意な深津がチームの司令塔」という以前に、PGというポジション自体がゲームメイクをするチームの司令塔の役割を担っているのです。
※選手層や個人の能力によって例外もあります

攻撃が始まったら素早くボールをコートの端から端まで運ぶスピードと、敵にボールを奪われずに味方に繋ぐドリブルとパステクニックが必要なため、純粋な1 on 1ならチームの誰にも負けないような選手がPGを任されていることも多い。

そしてPGとして活躍する選手は、相手チーム随一のスピードとテクニックを併せ持つPGとマッチアップしなくてはならないため、ディフェンス力も高くなくてはならない。

わかりますか?

PGってバスケで一番アツいポジションなんです(個人の意見)。

バスケという、狭いコートでたった5人、1回の攻撃は24秒以内(当時は30秒だったはず)というスピード感のあるスポーツ。

そのスピードの中心にいるのがPG。

今回映画で宮城にスポットが当たったこともあり、バスケにおいてPGというポジションのはたらきがどれだけ大切か、バスケを知らない人にも伝わったんじゃないだろうか。

それ故に、宮城のスピードもドリブルテクニックも封じ、パスコースを塞ぎ、相手のミスを見逃さず、素早く攻守を切り替えて点に繋げる深津という男の凄さも同時に観客に伝わったのだろう。

「THE FIRST SLAM DUNK」は、深津が王者山王の4番たる所以がわかる映画であり、深津を褒めるおじさんは、目立たない選手に目をつける自分に酔ってなどいなかったことがわかる映画だった。


深津だ
いつも黒子役に徹する深津のパスがあっての山王工業だ

映画におじさん登場しなかったのちょっとだけ残念だったな。


#THEFIRSTSLAMDUNK #映画SLAMDUNK

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