FXのADXとは? MT4インジケーターと使い方を解説。
FXにADXというもんがあるのをご存知でしょうか?
英語では「Average Directional Movement Index」の略語でADXと言います。
トレンドの方向性を確認するための指標です。
MT4やMT5では最初からデフォルトでインジケーターのファイルとして用意されているもんです。
そんなADXについて...こちらの記事では解説していこうと思います。ここで紹介しているインジケーターは全てYOUTUBE本文中のリンクから無料でダウンロードしてお使いいただけますのでご利用ください。
ADXとは何か?
ADXとは何かをわざわざ説明する前に...見てもらった方が早いです。
こちらの画像をご覧ください。
これがADXというもんです。
サブウインドウに表示されている青・赤・黄色の線がADXです。
ADXには3つの線がありましてて、それぞれに意味があります。
まず色ですが...この3つです。
・+DI:青色
・-DI:赤色
・ADX:黄色
そしてこれらが何を意味するか?についてです。
・+DI:上昇のの強弱
・-DI:下降の強弱
・ADX:総合した強弱
というのを意味しています。
これだとまだよくわからないですよね?
こういう見方をしてください。
+DI(青)と-DI(赤)のどちらが上にあるか?というのを見てください。
・+DI(青)が上なら上昇トレンド
・-DI(赤)が上なら下降トレンド
ということを意味しています。
これだけ見ると、「なんて素晴らしいものなんだ...」と感じますよね。
これならトレンドを先読みできると思っちゃいませんか?
実はそんなことはないです。
実際にはレンジ相場の時には、行ったり来たりしています。
それはADXがどうとかではなくて、そういう相場なのでインジケーターも小いう風に表示されているだけの話であります。
そもそも私からしたら、トレンドの方向性なんてわざわざADXのインジケーターを入れなくてもチャート見れば分かりますので...ADXは不要だと思ってます。
なんかわざわざチャート見れば分かることを、いちいち+DIか-DIのどちらが上か?というのを確認しているのって無駄ですよね...
私の思想ではインジケーターというのはあくまでも「見やすくするもの」「解析しやすくするもの」「便利にするもの」であります。
チャートを見た瞬間分かることを別の指標で表示させるのはナンセンスであります。
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ということでADXの矢印が出るインジケーターを作成してみました。
ユーチューブの本文中のリンクからダウンロードできます。この画像の黄色丸のところに矢印が出ているものです。
これは上記で示したとおり、「便利にするもの」です。
例えば、トレンド方向はチャートを見ればわかるんですが、そのトレンド方向性が変化した瞬間に気づかないかもしれません。
そういう時にこういうADXの矢印が出るインジケーターの場合に、アラームが出ますので便利です。
わたくし他の仕事も抱えておりますので、このFXというのは副業の副業の副業くらいのレベルです。
なので大概違うことばかりをしています。みなさんも同じかと思います。
そういう時に、インジケーターからアラートで音が出るとわかりやすいので物凄い便利です。
インジケーターのプログラムの話になるんですが、この矢印が出現するのは+DI、-DIがクロスしたところです。
厳密にいうとクロスが確定したところです。
世間で言われる「ローソク足の確定後」とかいうとわかりますかね?
私はCloseした瞬間って言いますけど...
そこで毎度お馴染みのサウンドで「ピロ〜〜ン」って鳴ります。
そこがエントリータイミングとして最適なのか?は人それぞれなので、検証してください。
検証するまでもなく、最適じゃないですけど。。
なんでそう思うかというと、今までさんざんADXをベースに作られてたEAを使用してバックテストで過去のチャートを確認してきました。
そんな中でADXで良いのはなかったです。「なんて悲しいやつなんだ...」と思ったみなさん、どうかADXで利益を出せるEAあれば教えてください。
あとなんかネット見てると...「ADX使えば勝てる」「ADXで利益を出せる」「バイナリーオプションで使えるADXの手法」などなど色んなタイトルの記事やYOUTUBE動画ありますけど、あれ全部嘘やと思います。
ヒストグラム
次にADXのヒストグラムで表示するインジケーターを作ってみました。
こんなインジケーターです。
ヒストグラムというのはこういう縦棒のグラフを「ヒストグラム」と言います。
MACDとかヒストグラムですよね。何故か...
こういう風にヒストグラムにするとトレンド方向がわかりやすいですよね?
この「一眼でわかる」っていうのがインジケーターの醍醐味であります。ノーマルのADXに比べてわかりやすさは抜群にupしております。
いちいち「+DI」「-DI」のどっちが上とかいうのを見なくても良いです。
複数タイムフレームのADX
複数タイムフレームでADXを見れるインジケーターを作りました。
これあえていうと、「MTF」ちゃいますよ。
難しい言葉使いすみません。
「MTF」というのは「マルチタイムフレーム」のことを言います。何かというと、複数のタイムフレームに適したインジケーターのことです。
マルチ(複数)、タイムフレーム(時間足)ってことです。
つまりMT4って色んな時間足に対応してますよね。それらを見れるもんです。
・1分足
・5分足
・15分足
・30分足
・1時間足
・4時間足
・日足
・週足
よくあるのがこういうMTFです。これも悪くはないんですが、見にくいんですよね。
私が一番使うのは1分足ですが、見れても「5分」「15分」のMTFだと思います。
それだとチャート見ればわかるので意味ないんですよね。
ところがこのインジケーターの場合には、1分足のチャートを使ってても「日足」のADXを見ることができるんです。
めちゃくちゃ便利じゃないですか?
ラインをスムーズにしたADX
上の方でも記載したんですが、ADXに限らずレンジ相場だと微妙な往復の動きまで拾ってしまうんです。
「そんなん嫌だ」と思っている人にオススメしたいのがこの「スローADX」です。
なんか名前を「Smooth(スムーズ)」ではなく、あえてSlow(スロー)にしました。
特に理由はないです。「スムーズ」だと他にもあるので被っちゃいますので。
ただし!スローにはスローなりの悩みもあるわけです。こいつイチイチ反応しない代わりに...「遅い(スロウ)」なんです。
それ故に「スロー」なんです。
一長一短であります。このADXもメリットとデメリットがあり、どちらかを選ばなければいけないわけです。
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