【定石崩し】共テリーディングを自分の戦場に持ち込め

※これはあくまで、共テのリーディングの問題が2024年1月実施の形式と同じであるとした場合の記事です。また、受験直前期の無理な解き方の変更は推奨しません。

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 こんにちは、MTです。受験生からの評判は決して良くない共テのリーディング。風の噂で、高校英語教員たちは設問の"浅さ"に納得がいっていないらしく、もう少し内容読解に寄せてくれと思っているとか、と聞いたことがあります。もし実現したら…どうなるんでしょうか…。
 
 さて、共テ形式のリーディング、皆さんはどの順番で解いていますか?恐らく色んなスタイルがあると思います。それでも、基本的に受験関連の指導者は殆どが1から順に解け、と言っているはずです。(あくまで主観ですが、受験期に見てた動画ではほぼそう言ってたし、予備校もそんな感じだった) 理由としては、

 ①序盤は配点が高く、時間を理由に落とせないから
 ②最初は難易度が低く、英文に慣れる導入としての
 役割を持たせられるから
③簡単な序盤が解ければ自信をつけられるから

などといったところでしょうか。

それ、第6問から解いてみません?

 この方法を採用すべきおすすめの人は、
"時間をかければ自力で内容を理解できる程の英語力はあるが、時間がなくなると焦ってしまう"
という人です。

では、なぜ後ろから解くことをオススメするか、理由を挙げると、

①序盤に難しい部分を終えているので、後半にかけ
 て難易度や分量が易しくなる順番に持ち込み、終
 盤の疲れた中で長文と対峙する負担を減らせる
②周りと解く順番が違うので、先にページをめくら
 れたことなど、周りの進み具合で焦らなくて良く
 なる
③設定時間内で解き終われば、実力で解答した部分
 で、ちゃんと読めずに出鱈目に解答を作っている
 他の受験生と差をつけられる

と、いったところでしょうか。とにかく、精神的安定を確保するための解き方です。

かつて第1問から解き始めた時に、残り33分で第5問に入りました。実際、適度な緊張なら解ききれるであろう残り時間でも、焦りで急に思考が止まる経験をしてしまい、それ以来、この方法を考えました。

周りの様子や問題からの影響を限りなく少なくし、最大限自分の実力を発揮する方法だと思っています。

この解き方を実践するにあたり、注意すべき点がいくつかあります。

まず、設定時間を絶対に越えないことです。自分は、

  • 第6問 12+12=24分 ↑

  • 第5問 12分    概ね45分

  • 第4問 10分     ↓

  • 第3問 10分

  • 第2問 10分

  • 第1問 10分

で設定して練習していました。後半(第5,6問)の問題は、配点が低いので、時間を延長せずに割り切る姿勢が必要です。とりあえず解答を作り、第4問終了時点で35分残っている、後はあの比較的短い分量の前半を落ち着いて解けば良いんだ、と思うと少し気が楽になると思いませんか?
 とにかく、第4問終了時点での時間は絶対に厳守してください。そして、問題の分量によって、どこを急ぐべきかをその場で調整できればかなり良いと思います。自分は、2023年度入試→2024年度入試の傾向の変化で、第5問本文が2ページから3ページに変更になったことを本番で確認した際に、6bを早めに切り上げて第5問に15分かけようという意識で解きました。

そして、絶対に最初に問題冊子全体の様子を確認して下さい。この行為は、前述の通り、難易度や形式を予め把握して時間配分の調整をするためでもあり、また、解答開始時間を周囲とずらすことで、周囲のスピードを気にしなくて良い状況を作るためでもあります。

 自分は、現役の時からこの方法を使って、2023年度は82点、2024年度は98点でした。とにかく問題を俯瞰し、自分のフィールドで戦うことを意識出来れば、実力を発揮しきれないという状況を減らせるのでは、と思います。実際、僕の友人にも、英語が得意でありながら共テの英語で失敗した人が幾らかいました。実際、リーディングはリスニングより高い傾斜が掛けられることが多いので、かなり重要な科目です。

皆さんがあの悪問を攻略できるよう、心から応援しています。


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