浪人を決めた皆さんへ〜予備校選び〜

こんにちは。MTです。
 合格校がありながら浪人を決意した人も、合格校がなく自動的に浪人が決まった人もいると思います。(前期後期しか出願せず両方落ちた筆者は後者でした。)既に予備校が決まった人が殆どだと思いますが、私自身、浪人の経験の記憶が薄れてしまうので、更に次の年度向けとして書き残して置こうと思います。

 さて、どこの予備校を選ぶかという話ですが、都市圏ならば、K合塾やS台、T進やYゼミ、Y谷など、対面授業で様々な選択肢があると思います。他方、地方中核都市となると、対面ではなくMナビスやT進衛星などの映像授業が基本の予備校が中心となると思います。そして対面授業を地元で実施してるのは地元限定の中小規模予備校になるかと思います。

 私の周囲でも様々な人がいますが、結論から言うと、どこであろうと結局は自分の努力次第です
 
 金をかければかけただけ合格の可能性が高まるということはありません。もちろん、地元を離れた予備校に単身あるいは親族と共に行く事を否定する訳でも、授業の質の悪い地元の学校に固執することを肯定する訳でもありません。それぞれ、山あり谷ありの浪人期に自分が努力し続ける環境を選ぶのが正しいです。食事や洗濯などの心配がない実家から通うのもアリですし、環境を変えて自立し、自分を成長させながら勉強に励もうとする志も素晴らしいです。

ただ、1点だけ注意してもらいたいのは、地元を自らの意志で離れようとしている場合、この浪人期の始まりに特有の、一時的に高まった意識による決断ではないか、ということです。

言い換えるならば、今、気持ちを新たにして1年間の勉強に励もうとしている人が特に気を付けて欲しいということです。どんな浪人生でも、この春のマインドを最後まで保ち続けることは出来ません。(客観的根拠はありませんが)
必ず、怠惰気味になる時もあれば、相当落ち込む時が来ます。その時に、自分の理想的な学習を、親元や地元を離れた環境で続けられるかというのをよく考えて下さい。

「そんなのやってみなければ分からないだろう」というのもごもっともですが、少なくともあなたは18年間生きてきました。自分のことを理解しているのは自分自身のはずです。何かの節目をきっかけに、自分を変えられた経験が少なくとも一回以上あったでしょうか?

 浪人する皆さんのこの1年の最大にして唯一の命題は、志望校に合格することです。自立だけの目標ならば、大学生になってからでも十分だと思います。ですから、よく自分の事を振り返って、合格に最適な環境で学習して欲しいなと思います。

 最後に、地方の小中規模の予備校や宅浪などの、客観的にいうとあまり環境的には恵まれていないところで浪人する方へ。環境のギャップは、自分が努力し、成長した分だけ自分に勇気を与えてくれます。私自身、2次試験の時は、「田舎の部活バカの中学校から来た自分が、まさかここまで来れることは凄いことじゃないか」と思いながら受験しました。
環境の差は言い訳の道具ではなく、最後の最後に勇気を与えてくれます。気落ちせずに、自分を信じて勉強して欲しいと思います。


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