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チョロい人が好き

「簡単にヤれそうな人が好き」って話ではないです。思ってても言わないっすよもちろん。

僕の考えるチョロい人は、正直な人とは少し違う。

正直な人は裏表のなく誠実で保身のための嘘が無い人。
チョロい人は感情が簡単な人。機嫌が悪くても美味しいものを食べたらすぐ笑顔になったり、悲しくても悩んでも寝たら翌日には元に戻ったり、苦手だと思っていた人から誕生日プレゼントをもらったら急にすごくいい人だなぁと思っちゃうような人。そんなチョロい人が好きだ。

僕は自分のことをチョロいと思っている。
チョコかシュークリームを食べれば機嫌が良くなるし(エクレアを開発した人にはノーベル平和賞を与えてほしい)、天気がいいと気分が良くなるし、服装がきまるとイケメンにれた気になっちゃう。

自分をチョロくしておくのは、とても生きやすくなる。
「幸せの沸点が低い」からだ。感動するほど大袈裟でなくても、些細なことで幸せを感じれる能力は持っておいて損は無い。

たとえば味覚でも一般的には
0~20 まずい
20~40 おいしくない
40~70 ふつう
70~90 まぁおいしい
90~100 おいしい
みたいな感じらしいが、僕は
0~20 まずい
20~60 うまい
60~100 超うまい
なのでとってもチョロいと思う。

今日は天気がよかったので好物なバインミー(ベトナムのサンドイッチ)と発泡酒を買って公園での昼ごはんにした。なんかもう優勝だなと思った。
マジでGrateful Days.東京生まれでもHIP HOP育ちでもないけど、ラップで母への感謝を伝えそうになるくらい。感謝して進む荒れたオフロード。

夜には新しくシェアメイトになった男の子がカレーを作ってくれた。
パティシエをやっていて、料理も得意らしい。見たこともない食材を買ってきた。
かわいい系ゆるふわ年下男子(23)が料理をしている姿を眺めるだけでもご馳走なのに、作ってくれたカレーがとんでもなく絶品なの。まろやかさとか風味とか隠し味をとても優しく説明してくれたけど、僕の感想は「すごくうまくて超おいしいマジうまい最高」だった。

食べる前は体調もあんまり良くなくてテンションが低かったが、食後は幸せな気分でいっぱいだった。チョロい。夜食に作ってくれたパスタも絶品だったのでプロポーズするか悩んだ。明日もおいしいものを作ってくれるそうなので「明日の夜ごはんまでは絶対に生き延びてみせる、死んでたまるか」という謎の決心をした。

話が分かりにくくなったけど、自分をチョロくして幸せの沸点を低くしておくと生きやすいし、自分のことを今より少し好きになれるのでオススメです。

きっと明日起きたら、今日は全然うまく文章が書けないなと悩んでたことなんてすっかり忘れてそうだ。チョロいなぁ。


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