モビリティと住宅の政策

この脱炭素地域は、現在、環境省が考えている脱炭素先行地域のことを直接指すものではない。もう少し包括的な概念である。できたら、自治体あるいはあるエリアを考えていく時のガイドになればと思い、この記事を書き始めた。より実践的には、このテキストをもとにしたオンライン講座を考えているので、そちらも参考にされたい。

2050年に「脱炭素」するという国の方針が定められた。日本だけではなくG7の国にとっての共通の目標である。

そして、中間地点の2030年に2013年比46%という目標も立てれられている。これは2013年から2050年までの削減を直線で結んだグラフにすると自動的に46%という目標が示される。脱炭素に向かう過程でより踏み込まなくてはいけないと考えると、更なる数字を見込むべきだが、この数字自体も無理だと言われている意欲的な数字でもある。

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