#rubyfriends is niceを体感しまくった RubyKaigi 2023
はいどうもー。株式会社iCAREのクドウマサヤ(@masaya_dev)です。5/11〜5/13で長野県松本市で行われたRubyKaigi 2023に参加してきました。
松本の余韻に浸っていたり、TWICEを観に行ったりなどしていたらあっという間に半月ほど経ってしまっていました。ブログ書くまでがRubyKaigiってことで遅ればせながらのレポート投稿でございます。
ちなみに私にとってRubyKaigiは2年連続2回目。松本に赴くのは人生初でした。
10日の夜から14日の昼まで松本滞在しまして、たくさんの素敵な思い出が出来たので特に印象に残った出来事を綴りたいと思います。
session is nice
今年は以下のセッションを楽しませてもらいました。
Matz Keynote by Yukihiro "Matz" Matsumoto
Develop chrome extension with ruby.wasm by Yuma Sawai
UTF-8 is coming to mruby/c by Mari Imaizumi
Lightning Talks by Many Rubyist
How resolve Gem dependencies in your code? by Hiroshi SHIBATA
Implementing "++" operator, stepping into parse.y by Misaki Shioi
Fix SQL N+1 queries with RuboCop by Go Sueyoshi
Revisiting TypeProf - IDE support as a primary feature by Yusuke Endoh
Multiverse Ruby by Chris Salzberg
Introduction of new features for VS Code debugging by Naoto Ono
Eliminating ReDoS with Ruby 3.2 by Takashi Yoneuchi
Optimizing YJIT’s Performance, from Inception to Production by Maxime Chevalier-Boisvert
Parsing RBS by Soutaro Matsumoto
やはり1番印象に残っているのはMatzさんのキーノートでした。Ruby30年の歴史と、そこから得た学びについて。特にリーダーシップとビジョンのくだりはプロダクトや組織づくりにおいても非常に示唆に富む内容で、アーカイブ配信されたら何回でも繰り返し聞きたいくらいです。
改めてMatzさんは素敵だなぁとしみじみ思わされてしまいました。
Rubyコミュニティにおいて私がとても好きな、"MINASWAN"という標語があります。「Matz is nice and so we are nice.」の略でMatzさんがナイスだから我々もナイスでいようという意味なんですが、本当にMatz is niceなのがRubyKaigiに来るとよくわかるんですよね。
そして他の登壇者の方々も勿論Niceで、Rubyが好きで、プログラミングが好きで、コミュニティに還元するのが好きでっていう熱量をひしひしと感じられて、今回もただただ刺激になりました。
昨今エンジニアリングやソフトウェアの使い方の話をするイベントはたくさんあって、それはそれで好きだし実用的なんですが、RubyKaigiのようにギークなプログラマ達の話が聞けるイベントは唯一無二感あるので本当に好きです。毎度焦るし、血が騒ぐ。ありがとうございました。
#rubyfriends is nice
今回はオフラインの参加者も1200名程度(だったかな?)ということで、たっくさんのRubyistが松本に溢れてました。
前回のRubyKaigiぶりに再開した方々や、様々なイベントで出会った方々、過去一緒に働いた方々に会えたりなんかして、初日のオフィシャルパーティはちょっとした同窓会気分でした。
2日目、3日目はうっかり懇親会系のイベントの申込みが後手に回っていてノープランだったんですが、その日のノリで沢山の方々と飲むことに。(私がRubyコミュニティ好きなのは、酒好きが多いのもひとつのエッセンス)
どうやら記憶と記録を辿ってみると1日目は3軒(オフィシャルパーティ含)、2日目は4軒、3日目は6軒(Music Mixin含)飲み歩いたようです。肝臓えらい。
おかげでたくさんの #rubyfriends ができまして、3日間でTwitterの相互フォロー30人くらい増えました。すぎょい。一緒に楽しんでくださった皆様、本当にありがとうございました!
昨年は初参加のRubyKaigiでRubyコミュニティもそこまで詳しくなく、正直お客様気分みたいなところはあったんですが、今年はもうすっかりRubyコミュニティの虜になってしまったなと。楽しませてもらってばかりなので、私もなにかコミットメントしていきたいですね。
matsumoto is nice
人生初の松本でしたが、非常に私好みな街でした。城下町ならではの歴史を感じる町並みや、雄大な日本アルプスの山々の景色。山をただ眺めるのがとても好きな私にとっては、街中の至る所がチルアウトスポットでした。
飲食店の方々も非常にフレンドリーで。2日目の夜、皆と解散した後にちょっと物足りなさを感じ、ひとりで宿近くのダイニングバーに赴きしっぽり白ワインで〆たんですが、マスターがなかなか気さくな方で。
「お兄さんもRubyの方ですか?」なんて声をかけてもらって話が盛り上がり。なんとなくイベントが行われていることは認識していたものの、詳しくは知らなかったようなのでお話させてもらったら「Ruby面白そうですね、覚えてみようかな」なんて言っていただき。いわゆる #kaigieffect のひとつなのかもしれませんが、こうやってRubyに対して関心を持ってもらえるの、めっちゃ嬉しくないですか。
あとはこれは超余談ですが、私がこよなく愛するアーティストさだまさしと長野が結構縁深く、ファンとしては長野にいるだけで感慨深い気持ちになっていました。実は昨年のツアーでもまつもと市民芸術館が使われてまして、あのステージにまっさんが立っていたのか…としみじみしていたのは1200名中たぶん私だけでしょう。
RubyKaigi中の宿や帰りの特急でもレポートではなくこんなnoteを綴っていた。
今回は観光らしい観光はほぼできなかったので、また行きたいなぁと思っています。安曇野、諏訪あたりもふらふらしたいお気持ち。松本に出会わせてくれたRubyKaigiに感謝!
(fyi)sauna is nice
ちなみに宿はサウナが良さそうという理由で野乃にしました。実際とても良かったまた泊まりたい。10階から北アルプスを眺めながらの朝風呂さいこーでした。
今回は個人での参加で、佳境な開発プロジェクトもいくつかある中で行くべきか葛藤したタイミングも正直あったんですが、結果行ってよかったなと心から思います。来年は沢山のiCAREメンバーと共に行けるといいな。工藤、動きます。
Ruby楽しみながら事業を共に盛り上げていく仲間も絶賛募集中ですので、もしちょっとでもiCAREに興味あるって方いたら以下資料のQRコードからご連絡いただけると嬉しいです。
オーガーナイザー、スタッフ、登壇者、スポンサーのみなさん、素敵なイベントを今年もありがとうございました。
Rubyistのみなさん、きっとまた来年沖縄でお会いしましょう!お元気で!