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プロジェクトマネージャ試験未受験記R4秋

はいどうもー。株式会社iCAREでエンジニアをしているクドウマサヤ(@masaya_dev)です。先週10/9に行われた、プロジェクトマネージャ試験を受けなかったので、その背景と学びを残しておこうと思います。

これはなに

受けなかった記録を残すとはどういうことなのか、と思った方が多くいらっしゃると思います。

ちなみに「な…何を言っているのかわからねーと思うが、おれも何をされたのかわからなかった」的なジョジョのポルナレフほど錯乱はしていません。

受験申し込み及び一定の対策はしたが、当日試験に行かないという意思決定をしまして、大変恥ずかしさもあるんですがそれでも学んだことや気付きが諸々あったので記しておこうと思いました。

応募の背景

社内のエンジニアで今春の情報処理技術者試験に挑戦しているメンバーが何名かいて、自分も久々チャレンジしてみようかなーと考え始めたのが初夏の頃。自分は十数年前、高校生の頃に基本情報を受けたきり(2回落ちた)ということもあり。

秋期試験の申込みが7月中だったので、7月上旬あたりからどの試験を受けるかということを調べ始め、PM試験(プロジェクトマネージャ試験)が面白そうとなりました。

ちょうど会社でも自分の立場が、プロジェクトマネジメント体制(PMO)の構築を推進していく立場となりつつあったため、学ぶことで業務に活かせることも多そうだなと感じ受験を決意しました。

また、これまでプロジェクトマネジメントについては現場でなんとなく培ってきた経験でやりくりしていて、一度体系的に学んでみたいといったモチベーションもありました。

やったこと

7月下旬〜8月上旬

出願し、本格的に対策開始。いろんな方の受験記や合格記などネットサーフィンして対策について学びつつ、レビューが良さげだった以下の2冊を買いました。

前者(赤い方)の序章で、試験に向けての学び方が具体的に述べられていて非常に参考になりました。難しい試験を受ける場合どこから手を付けていいか迷子になりがちなので、学び方を学ぶというのは大切だなと。

PM試験は高度情報処理技術者試験の中でも最難関らしく、合格率は例年13〜14%程度。対策開始から試験日まで約2ヶ月程度だったので、かなり厳しそうだなーという肌感がこの時点でありました。

8月中旬〜下旬

難しそうだが出来る限りやってみようということで、まずはひたすら午前対策。まず書籍の過去問500問といて、自分のレベル感を知ろうと。平日1〜2時間、土日4時間くらいかけて踏破。一発で正解できたのは全体の30%程度。出題範囲がかなり広く、午前取るだけでも難しいのでは…という懸念。

9月上旬

午前問題の肌感は掴めたので、午後1・午後2の論文対策を開始。こちらも過去問に挑戦するも、予想以上の難易度に気づき心が折れかけはじめる。

9月中旬〜試験前日

ほぼ何もしていない。午前対策だけ頑張って、今後2年間の高度情報処理のの午前試験免除狙いに切り替えるか悩んだ時期もありましたが、学習時間の確保に悩み(詳細後述)それも断念。

試験日(10/9)

経験を積むという観点で受けに行こうか悩んだんですが、プライベートで心身の負荷が高かった週(詳細)でもあり、気を休めたかったので家でゆっくり。

「バカじゃないですか!?お金が…もったいない!!!」なんてONE PIECEのコビーに叱られそうだな、なんてくだらないことを脳内で考えていました。

敗因

難易度の見積もりが甘く、受験までにどれくらい勉強時間を費やすかという意思決定が明確に出来ていなかったことに尽きると思います。この受験をひとつのプロジェクトとして見立てたときに、上流工程の詰めが非常に甘かったなと。

どれくらいの学習時間が必要そうなのか、普段の生活から学習時間をどう捻出するのか、一時的に確保出来なかったときはどうリカバリーするのかなど、リソースとリスクの管理について計画立ててから受験申し込みするべきだったかもしれません。

あまり器用なタイプではないので、平日は業務のことでいっぱいいっぱいになりがち。また、幸いなことに友人から土日は遊びのお誘いをいただく機会が多いです。なので仕事やプライベートの充実を犠牲にしてまで、この資格取得が大事か?と考えたときに、Noと判断する日が続き、学習に食指が動かない日が増えました。

PM試験の合格者のボリュームゾーンはたしか30代後半〜40代前半だったかと思うんですが、日々社会人としての生活がある中で対策をされ合格されているの、心から尊敬しますね。

良かったこと

プロジェクトマネジメントについての体系的な知識を得られた

恥ずかしながら今まで、プロジェクトマネジメントについての知識が体系化されたPMBOK(ピンボック)ガイドについて、ほぼ何も知らないレベルでした。

PMBOKではこれまで自分が様々なシステム開発を通して体験してきたことや、そこでぶつかる課題の対策について、網羅的にまとめられていて、感動しました。逆に、これまで先人の知恵を全然活かせてないという反省。。。

今の業務に活かしていけるよう、より学びを深めていきたいと思います。

勉強は楽しい

学生時代ぶりに試験勉強らしい試験勉強というものに取り組んだのですが、案外楽しいものですね。午前試験対策で久しぶりにコンピュータの低レイヤーな知識に触れる機会もあり、とてもワクワクしました。

つらみはもちろんあるんですが、何かに向けて努力をするというのは自己肯定感がも増すので、精神に良い影響を与えてくれるなと思いました。

これから

今回の反省を活かし、申込みは慎重に考えたいところなので来春の情報処理技術者試験で何かチャレンジするかどうかはまだ白紙です。

が、せっかく肌感を学んだPM試験に関してはいつかまた挑戦したいとは思っています。マイペースに数年かけて合格を目指していく、くらいが自分にとってはちょうど良いのかもしれません。

とりあえず来月、メンタルヘルス・マネジメント検定のⅡ種を受けることにしているので、こちらは未受験で終わらぬようちゃんと合格を目指してがんばりますw

ではでは〜。


Everything's gonna be alright!