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最近思う事

水難事故が多く発生する季節になりました。今年の夏は例年と違い海水浴場が設置されずライフセーバーがいない海も多くあります。

 メディアでは遊泳を控えるようにと発信はされていますが効果は薄いようで、海の近くに住んでいる知人から話を聞くと、地域によっては人の入りは例年とほぼ変わらないとのこと。
 案の定、8月10日時点の海難事故は去年に比べて4割ほど多くなってると、海上保安庁からの発表がありました。
 
 他方、新潟の上越では家族で登山に出掛けた小学6年生の男の子が行方不明になりました。さいわいな事に、24時間後に自力で登山口に戻り無事に保護されたようですが、たまたま『運よく』下山ができたものの、最悪のケースになるリスクは十分にありました。


 こと自然において、知らないことや油断は事故のリスクを高めます。つい先日、秩父の山奥へ入ったところ、遠くの方から鈴の音が聞こえました。そのまま歩いていると前方から重装備の登山客とすれ違いましたが、おそらく鈴の音は熊除けの物だったらしいです。
 
 そうか、熊が出るのか。という当たり前の前提すら私の意識の中にはありませんでした。すぐそこは人里だから、は人間の言い分であって、本来山は自然動物のテリトリーであるということを忘れていたのです。土足で敷居を跨いでしまったのはこちらの方であり、反省と少しの恐怖を感じその場ですぐに下山しました。

 私の山での行動は無知でした。さらに、足場の不安定な山において、歩きながらスマフォを出す行為は油断です。自分の本来の体力も知らずに未知の山に登るのは過信です。家に帰り、数ある自然の事故をメディアを通して目の当たりにした時に、自分は運よく生きて帰れたのだと素直に思いました。それはもっと大きな視点でも言える事です。

 未曾有の天災がいよいよ人類を殺しにかかっているのかと疑うレベルで降りかかっています。それでも我々はまだ自然に生かされていて、自然に対しては【知らないこと】や【自分は大丈夫だという油断】は、さいあくの場合死に至る危険をはらんでいます。
 

 私は、自分の子どもが笑って暮らせる生活を作りたいです。人のエゴばかりではなく自然と共存できる道はないものかと、皇居近くの公園、緑に囲まれた場所で、どこの誰かもわからない持ち主不在のゴミを拾いながら考えています。

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