見出し画像

百花繚乱のIoT機器の中でも一押し

今回も買って良かったのもの(SwitchBot)と、その特許調査です。

SwitchBot (スイッチボット)といっても

SwitchBot のブランド名で展開している、スマートホーム機器もしくはIoT機器のことです。
中国の深センにある会社ですが、日本法人のHPをみると、設立は2015年でSwitchBotのブランドが立ち上がったのが翌年の2016年。まだ、10年にも満たない会社ですが、日本国内のユーザは100万世帯以上とかなりの急成長を遂げています。

実は、スマートスピーカと家電を連動させたくて、初期の頃のSwitchBotミニハブを購入しています。ミニハブだけだと、そこそこのユーザー歴ですw

今回は愛犬のために、昨今の猛暑に対策としてSwitchBot製品をいくつか買い足しました。見守りカメラ、温湿度計、開閉センサーの3つです。

新しく購入したSwitchBot製品

SwitchBotってどう使うもの?

使い方は人それぞれですが、アレクサなどのスマートスピーカと連携させて、照明を制御したり、TVを制御したりできます。スマホからも制御できるので、手元にリモコンがないって時でも、スマホがリモコン代わりになり地味に便利だったりします。

基本はハブで自宅の家電を制御します。スマホ⇔ハブ⇔自宅の家電って経路です。

ハブをWiFiと接続接続することで、インターネット経由で外出先からでも自宅の家電を制御できるようになります。
WiFi接続が済んでいると、スマホ⇔インターネット⇔自宅のWiFi⇔ハブ⇔自宅の家電という経路が可能になります。

私もそうでしたが、初めての方がまず思うのは、自宅のTVなどの家電はネット対応品ではないから使えないのか?ということです。

このハブには、WiFi、Bluetooth、赤外線の3つの通信装置が入っています。自分のスマホとはWiFiかBluetoothで通信して、TVなどの赤外線リモコンで制御可能な電化製品は、ハブから赤外線の信号を送って制御します。

つまり、TVは赤外線リモコンで制御可能なら、SwitchBotのハブから赤外線信号で制御できるのです。
端的に例えると、ネット接続できるようになった、学習リモコンです。

普通の学習リモコンの例(オーム電機のHPより

学習リモコンをご存じない方には全然ピンとこないと思いますが、純正の赤外線リモコンが故障した時に、クローンとなる別のリモコンが純正よりお安く売っているのです。
学習リモコンの凄いところは、メーカを問わずどんな機種のリモコンにも対応できるように信号を記憶しています。なので、どのメーカのどの機種にも変身できます。

赤外線リモコンで操作できないような、コーヒーメーカや床暖房のスイッチはどうするかというと、機械的に押すSwitchBot(ややこしいですが、このメーカが一番最初に立ち上げた製品で、ブランド名と同じ製品)という製品で、人間の指のごとくにスイッチを押したり、引っ張ったりします。

自社製の機器同士はBluetooth通信するので、ハブが赤外線で制御することはないく、見通しが悪いところでもそこそこの距離はカバーできます。
逆にいうと、制御したい機器が汎用の電化製品で赤外線を受信しないとダメな時は、ハブを見通せるような同じ室内にある必要があります。

使い勝手

別の記事で、コスパのいい監視カメラを紹介したことがあります。今でも、駐車場はこの監視カメラで常時監視、記録しています。
じゃ、ペットの監視カメラならSwitchBotでなくてもいいと思うのですが、SwitchBotの製品で全て統一すると、色々とメリットがあるので、統一しました。

一番のメリットはスマホのアプリが1つで済むこと。メーカをばらばらにすると、スマホアプリがばらばらになるので、1つのアプリで全部分かるというのは意外と便利です。

今回は、愛犬の様子と、その付近の室温を知りたいので、カメラと温度が同じアプリから確認できることが重要です。

開閉センサーは遠隔でクーラーを制御するにあたり、部屋のドアが閉まっているのか開いているのかを知りたくて、取付けました。部屋が暑くて愛犬がぐったりしていたら、部屋が開いてようが閉まっていようがクーラーを稼働させるのですがw
もちろん、ドアの開閉も同じ画面に表示されるので、便利です。

他のメリットとしては、製品の種類が豊富というところです。同一のアプリで色々なことができるのはうれしいところです。

ただ、モノによっては、他社のモノの方が安かったりするので、目的に合わせて選ぶといいかもしれません。
我が家は、液体蚊取りのON/OFFも全て自動制御なのですが、このON/OFF制御できるコンセントはSwitchBotではない別の会社(tp-link)のモノで統一しています。
理由は、値段だけです。

さて、特許調査

SwitchBotはブランド名であり、日本法人の名称ではありますが、技術開発の会社名はWoan Technologyです。
社名とブランド名が違うことは珍しくないですね。

SwitchBotの各製品は、かなり細かな技術内容まで特許出願されていました。
例えば、カーテンを閉める機器があるのですが、この製品関連だけでも20件くらいはあるように思います(正確に数えてないので、間違っていたらスイマセン)。

ブラインドの明かりを取り入れ量を変える装置も出願されいて、「ん?こんな製品あったか?もしかして、発売前のアイディアか?」と興奮したのですが、既に日本でも発売されてましたw

じゃ、発売されてないものを探してみようと思って探したところ……ありました♪

CLIPという品名で、本当に髪や袋などを止めるクリップの形をしたモノです。日本国内ではSwitchBotブランドで売っていないだけで、本国の中国では売っているのかもしれませんね。

CN213116959Uの図の抜粋

もう一つ、興味深かったのは、出願されている特許出願(実用新案を含む)の大半が中国国内だけでした。
日本で有効な特許は本当に僅か。つまり、日本の会社がコピー品を作っても全然問題ないことになります。

なぜ、中国以外に出願していないのだろうかと考えてみました。リーズナブルな価格で大量生産しようと思うと、結局中国で生産しないと作れないから?

理由はよく分かりませんが、こんな出願形態もあるんですね。

最後に

今回は愛犬のために、いざとなったら遠隔でクーラーをONすべく、カメラや温湿度計を買い足しました。
SwitchBotには、ぜひドアを閉める装置を商品化してもらいたいです。
ルンバと同じような、お掃除ロボットもラインナップにはあるので、お掃除ロボットでドアの下部を引っ張るなりして、閉めるだけでも実現してもらいたいです。ドアを閉めてクーラーをかけたいんですw
ついでに、自動給餌器も欲しいなぁw
あまり勝手なことばかり書いていると、エンジニアなんだから、自分で作れと言われそうなので、この2つだけにしておきます(笑)

***

最後までお読みいただきありがとうございます!
特許調査に間違いなどがあれば、ご指摘をいただければ幸いです。

趣味と実益を兼ねようと、家電修理をしています。今はまだ修行ということで、無償で対応します。修理して欲しいものを募集中です。第2回の修理の状況はこちらに。

ご応募は下記HP内に記載のメール、NOTEの「クリエイターへのお問い合わせ」、X(旧twitter)@rilp1eYxYyIeYCZのいずれかに、お願いします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?