見出し画像

正直、MSWとの面談に子どもは連れてこないでほしい(大体うるさいから)

こんにちは、急性期病院のMSWです。
オチのない話をします。


MSWの仕事は、面談に始まり、面談に終わると言っても過言ではないくらい、面談の連続です。
患者と面談、家族と面談、ナースやコメディカルとの打ち合わせに、担当医の意向確認の面談。
ケアマネ・介護施設の担当者、行政のひと・・・もうキリがないですね。


家族と面談の場合、しばしば小さい子どもが同席します。
患者さんの孫、姪、甥、そんな感じ。


大きいお子さんだと、小学生くらいでしょうか。


まあ、だいたいはうるさいですね。
大人の話に割り込んで関係ない話をしたり、泣いたり、奇声をあげたり。
音を出しっぱなしで携帯ゲームをするってこともあるかな。


子供だから仕方ないでしょ。


そんな雰囲気で、注意をしないパパ・ママも珍しくありません。


あんたの親の話だけど、いいの?
こんな環境で、大事な話をしっかり聞けるの?


なんてことは、もちろん言いません。
大人なのだから、そこは自己責任。
退院した後の人生なんて、こちらの範疇外ですから、お好きにどうぞです。


で、思い出すのは、須崎(仮名)さんの息子夫婦です。


息子夫婦には、下は乳幼児で、上は小学5年生まで7人の子供がいいました。
ちなみに上のお兄ちゃんたちは、かなりの腕白坊主。


須崎さんの退院準備で、自宅を訪問しましたが(息子家族と同居してました)、もう荒れ放題です。
障子の枠には全て穴が開き、壁は落書きだらけ。
山賊の住処かなと思いました。


そんな暴れん坊たちですが、病院に来たらとっても静かなのです。

親たちと一緒に、MSWの面談の場にもいましたが、気配を忘れるほどにお行儀が良い。
これはとっても意外でした。


明らかに元ヤン臭がするママに、定職が続かない須崎息子。
子供の教育なんて、出来ないんだろうなというカップルですが、それはまさに偏見だったわけです。


そこの病院に勤めた8年間のうち、一番お行儀がよく、紳士的に振舞っていたのは、須崎さんの孫たちだった。
人を外見や属性だけで判断してはいけないことの証左ですね。

お読みくださってありがとうございます。現在の私はケアマネジャーをしています。メインサイトもぜひ!  「自分、ケアマネに向いてる?」 https://myhomeinhokkaido.com