アサイラム 監禁病棟と顔の無い患者 を観た

おすすめされたので観ました。

以下感想(ネタバレあり)
精神病患者が出てくるタイプの映画は誰が本当のことを言っているのか視聴者にもわからないので引き込まれますね。
この作品はその部分が遺憾無く発揮されていて、最後まで結末が分からないドキドキを味わえました。
結構精神病院から脱出する映画って多いんですけど、どうしてもワンシチュエーション映画ゆえに画面が変わり映えしないって欠点があるんですよね。(思い出すのはデインデハーン主演の某映画)
この映画が退屈にならない理由は、明確に「悪役」が入れ替わるところですね。
話が進む度新鮮な驚きがあって楽しめました。
特に終盤エドワードがイライザに「大学の講義で会ったと」と伝えるシーン、あそこで視聴者は冒頭に記憶を飛ばします。講義のシーンを思い出すと「彼女は美人だし、普通の人なのでは?」とソルト医師に問いかける学生が出てきます。あのモブが重要な役割してましたね…完全にあのモブ学生が若き日のエドワードだと思わされました。
あとサイラスラム、悪いやつだと思ってごめん。正しいメンタルケアの治療を受ければ普通に社会復帰できたろうにな…。


そういえばサイラスって軍医だったんだよね、って事はそこそこ医療知識あるんじゃない...?って思わないでもない。

精神病院の設定でこんだけ面白く出来るの本当に凄いなぁと思ったら、原作エドガーアランポーなんですね。「タール博士とフェザー教授の療法」も後で読みたいです。




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