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フィルムは温もりを感じます

というわけで、今日いくつかたまったフィルムを写真屋さんに現像をお願いしに行ってきました。

ここ数年フィルムカメラをほとんど使ってなかった為、そのお店に行くのは実に4年振りくらいでした。

2016年くらいまではよく行ってたので、店員さんとは必要最低限の話をする事はなかったけど恐らく覚えられていたと思います。
かなりの頻度で現像に出してたので笑

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それから4年余りの月日が経ち、本日少しだけど撮り貯めたフィルムを現像に出しに行ってきたというわけです。

あのちょっと無愛想だけど仕事が早いおばさんと優しそうだけど頼りなさそうなあんちゃんはまだいるかな〜?とかだいぶ失礼なことを考えながらお店に向かってました。ごめんなさい。

こんな時期だし、お店自体やってるのか少々不安を抱きながら
見慣れた久しぶりの道を歩きました。

看板に光が灯っていて「ホッ」としました。


お店に入ると

先客がいて、

「この線でお待ちください」
と無機質に書かれたかなりレジから離れたラインで待つことに。


対応しているのは、、、

!!!

優しそうだけど頼りなさそうなあんちゃんだ!

まだここにいてくれたんだな〜としみじみしました。

僕の番になりレジへ向かい、ブローニーフィルム1本と35mmフィルム1本と写ルンです1個を小慣れた手付きで取り出しました。

すると優しそうだけど頼りなさそうなあんちゃんは4年前と変わらない少しおどおどした声で小慣れた接客で対応してくれました。


僕は「何だか良いな〜」と思いました。


4年前はいつもすぐに写真が見たかったので
「お急ぎですか?」
の問いに
「なるべく早めでお願いします」

というやり取りが毎回行われてました。

でも今日は
「お急ぎですか?」
「いえ、いつでも大丈夫です」
「では、日曜日でよろしいですか?」
「はい。お願いします」


何だか少し大人になった気がしました。


そして支払いを済ませお店を出ようとしたその時
思いがけない言葉を投げかけられました。



「お久しぶりですね。」


!?

僕は呆気に取られ、かなり間抜けな顔をしていたでしょう。

でも何だろう

嬉しくて足取りは軽やかでした。

まさか覚えていてくれたとは


今回はまともな返しもできずそそくさと退店してしまったから
現像データを受け取りに来る時には無愛想だけど仕事の早いおばさんの事でも聞いてみたいと思います。


フィルムは人の温もりを感じます。

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