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JFL 第22節 武蔵野シティーソニー仙台FC レビュー

 西が丘開催も今年最後となりました。5位武蔵野シティと3位ソニー仙台との一戦です。まずはスタメンから。

 武蔵野はGKに本田渉を久々に抜擢。DFは左SBの金井が負傷離脱し、松江戦と同じく右SBに小松崎雄太、左SBに大竹陸の布陣に変更。ボランチには高慶汰が復帰した一方、岩田啓佑が控えに下がり本田圭佑を一列下げて起用。右SHには鈴木裕也を起用。控えには鈴木翔が久々の登場。本田・鈴木コンビです。

 一方のソニーは予想通りの4バック。菅井慎也を最終ラインに下げ右SBで起用。田中龍志郎が左SBでスタメン復帰。ボランチが吉森と平田、右SHに杉田、左SHに藤原、2トップが内野と丹代。鈴木翔大は控えスタート。ちなみに弟はシントトロイデンに在籍する鈴木優磨

ゴールが遠い武蔵野。

 ソニーはサイドを中心に、武蔵野ディフェンスの背後を狙ってボールを送る攻撃が目立ちました。29分にコーナーキックのチャンスから武蔵野のマークを外した杉田真彦がファーでヘディングを決め幸先よく先制。
一方の武蔵野は今日もサイド中心に展開。なかなかシュートまで結びつかず、記録上のシュートは2本。5分にスローインのこぼれ球を小松崎雄太が遠目からシュートも枠外。25分にコーナーキックのチャンスから高慶汰が打つもわずかに枠の左に外れます。38分には左サイドでのパス交換から石原幸治が抜け出すも後ろから倒されます。こぼれたボールを武蔵野が拾うもここでホイッスル。アドバンテージなら逆サイドが空いておりチャンスだっただけに抗議も覆らず。抗議で池上監督にカードが提示。フリーキックはオフサイド判定でこのチャンスを逃します。

 後半開始と同時に澤野康介に替えて岩田啓佑を投入。岩田は膝にサポーターをつけていたので、控えスタートはコンディション上の理由でしょうか。起用すぐにペナルティエリア外からシュートを放つもキーパーの正面を突いてしまいます。

 さらに本田圭佑に変えて田口光輝を投入し追いつきにかかります。しかし選手交代直後、大竹がロングボールをクリアしたボールが相手に渡ってしまいます。そこから一気に攻められ、ペナルティエリア内で大竹の手がシュートに当たりPKを献上。これを藤原元輝に決められて0-2に。

 さらに68分にはコーナーキックのピンチからこぼれ球を相手に拾われると、鈴木翔大がシュート、これはGKが弾くもゴール前に詰めていた吉田吏玖が決めて3点目。田中龍志郎は得点者と同じくらいのリアクション。

 3点ビハインドとなった武蔵野3枚目のカードは怪我から復帰した池田直樹鈴木裕也に変えて右SHで起用。するとその池田のスローインの流れから石原がシュートもキーパー正面。さらにコーナーキックの流れから今度は大竹のクロスから高がシュートも、これもGK金子進に阻まれます。その後も連続でコーナーキックを獲得するもゴールは奪えず、0-3のままタイムアップ。

 7本のシュートのうち前線の選手では石原と水谷がシュート1本、田口・澤野・鈴木がシュートなしと少々寂しいスタッツ。全体的に、攻めてはいるものの肝心のシュートまで至らないというシーンが目立ちました。縦パス、サイドのパス交換からのチャンス、ロングボールで裏抜けなど打開しようとする動きはありましたが、最後のところでパスミスだったり、息が合わなかったり、防がれてしまったり。打ったシュートもキーパー正面が多かったですね。
 コーナーキックも7本打ちましたが、シュートに結びついたのは前半の1本、後半も5本中2本くらいでしょうか。

 初のフル出場(初出場の岡崎戦は後半途中に交代)となった本田渉は3失点とほろ苦いデビューとなりました。3点目は直前のシーンで弾かずキャッチで防いで欲しかったところ。
一方で怪我で戦列を離れていた池田直樹の復帰は明るいニュースです。このところ得点が奪えていない前線に刺激を入れて欲しいところです。

フラストレーションは溜まっても。

 終わってみれば2試合連続の3失点。上位相手に2連敗となりました。やはりなかなか簡単には勝たせてもらえません。内容も3試合連続のPK、チャンスでの笛、息の合わない攻撃、正面を突くシュートなど、なかなか思うようにならずスタンドで見ていても選手の苛立ちや気落ちが感じられるようでした。
 チームとしても3戦勝ちなし、宮崎に得失点差で抜かれ6位に転落、次節は首位Honda FC戦と厳しい戦いが続きます。下を向くことなく切り替えて次のチャンスに、次の試合に目を向けましょう。ここが正念場もちろんスタンドの我々も。

クルクルピッピ。

 今節の観客数は1262人。西が丘で2戦連続1000人越え。仙台からの遠征のほか、ソニー本社からも動員があったようです。観客動員数を気にしている武蔵野としては、アウェイからたくさんの観客が来てもらえるのはありがたいですね。Hondaと並んで企業チームの雄としてこれからもJFLの強豪として君臨して欲しいチームです。胸スポンサーがSONYってほんとかっこいい。
 相手がソニーということで武蔵野ゴール裏ではソニー製品の話題。メモリースティックDuoの話で盛り上がりました。Pro Duoもあったよね。ジョグダイヤルが付いた電子辞書はいまだに現役です。

JFL 第22節
武蔵野シティーソニー仙台FC
@味の素フィールド西が丘
●0-3 29分杉田、58分藤原(PK)、68分吉田
観客数:1262人
#JFL #ソニー仙台 #武蔵野シティ #サッカー #コミュサカ #SONY


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