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「経営者支援プロフェッショナル協会」設立記念キックオフイベント レポート

2024年9月27日、C-PASSラウンジ新宿にて「一般社団法人経営者支援プロフェッショナル協会」の設立記念セミナーが開催されました。新たに設立されたこの協会は、それぞれの分野(CFO,CSO,COO)企業経営者の支援と後進の育成に力を注いできた3名が、日本の中小・ベンチャー企業の成長をさらに促進することを目指し、経営者支援の専門家たちが集う協会として2024/9設立に設立されたものです。会場には、企業経営者や経営支援のプロフェッショナルが多数集まり、熱気あふれる雰囲気の中でスタートしました。


イベントの冒頭では、協会の共同代表である山崎伸治氏開会の挨拶を行い、協会設立の背景今後の目標について語りました。山崎氏は「現代の企業経営においては、経営者支援のプロフェッショナルが欠かせない存在であり、この協会では真の経営支援のプロフェッショナル育成にこだわりネットワークづくりの場を提供していきたい」と述べ、経営者支援の重要性協会の使命を強調しました。

第一部:講演セッション

◎高森厚太郎氏(パートナーCFO):「パートナーCFOとして企業の成長を加速する戦略」

講演セッションは、パートナーCFOとして中小ベンチャー企業を中心に支援してきた高森厚太郎氏から始まりました。高森氏は、経営者の役割の可視化に始まり、パートナーCFOとしての成長志向の企業経営者に対するパートナーとしての在り方や具体的な取り組みについて語りました。「企業の経営には、単に数字を追うだけでなく全体の戦略を支えるパートナーCFOの存在が重要」と述べ、企業の成長を支えるためには、経営者の右腕として、経営の全体を見渡しながらサポートする役割が必要であることを説きました。

◎信國大輔氏(COO代行):「なぜ中小企業にCOO代行が求められるのか?」

次に登壇した信國大輔氏は、COO代行という新しいワークスタイルの重要性について解説しました。信國氏は「中小企業において、COO代行として外部から経営の実務を支える存在ますます求められている」とし、経営全体のオペレーションを円滑に進めるためにCOO代行が果たす役割を、具体例を交えながら説明しました。特に中小企業が抱える実務的な課題に焦点が当てられ、参加者からの関心も高まりました

◎山崎伸治氏(経営参謀):「経営参謀はいかにして経営者を支えるのか」

最後に登壇した山崎伸治氏は、経営参謀としての視点から、経営者を支えるための戦略的なサポートの重要性について語りました。山崎氏は「経営者は孤独です。彼らには、ビジョンを共に追い求める参謀のような存在が不可欠である」とし、経営者にとって信頼できる右腕の必要性を強調しました。豊富な経験に基づく具体的なアドバイスは、参加者にとって大きな示唆を与えるものでした。

第二部:パネルディスカッション

テーマ:「経営者支援の未来と各専門家の役割」

講演セッションの後、3人の講師によるパネルディスカッションが行われました。今回のディスカッションでは、高森厚太郎氏がファシリテーターを務め、各専門家がそれぞれの視点から経営者支援の未来について議論しました。

高森氏は、「今は、単に時間をかけて働けば成果が出る時代ではなく、未来を見据えた戦略が必要だ」と指摘し、経営支援のプロフェッショナルが持つべき視点について問いかけました。山崎氏は「経営者には、孤独を解消し、共にビジョンを追求する参謀が不可欠だ」と述べ、経営支援のプロフェッショナルが経営者の右腕となる重要性を再度強調しました。信國氏は「ベンチャー企業の経営はスピードが求められるため、外部のCOO代行としてサポートすることが有効だ」と述べ、企業支援における実務的な視点の重要性を強調しました。

第三部:交流会

ネットワーキングの場としての交流会

立食形式で行われた交流会では、参加者が講師陣と直接対話しながら、経営支援に関する具体的な質問を投げかける姿や、参加者同士で互いの実務経験や思いを共有する姿が見られました。参加者は個人プロとして活躍中の方のみならず、企業に所属しながら経営支援の高い専門性を持つ方、そして彼らの力を必要とする企業経営者/経営支援機関の方々で、活発な意見交換の様子から、新しいネットワークが生まれる場となった様子が伺えました。参加者同士の交流も深まり、今後のビジネス機会へとつながる期待が膨らむ時間となりました。

「一般社団法人経営者支援プロフェッショナル協会」について

今回のキックオフイベントは、「経営者支援プロフェッショナル協会」が正式に発足する重要な契機となりました。この協会は、企業経営者を支えるプロフェッショナルを育成し、企業成長を支援するための強力なネットワークを提供します。協会の主な活動は以下の通りです:

  • 人材育成事業:経営者支援プロフェッショナルを対象に、最新の知識や実務的なノウハウを提供するセミナーやイベントの運営。

  • 講座認定事業:経営者支援プロフェッショナルの養成講座の認定更新を行い、質の高いプロフェッショナルを輩出。

  • 情報提供および出版事業:経営者支援に関する情報発信を行い、知識とノウハウを広く共有

  • 紹介事業:経営者支援のニーズに応じて、協会メンバーの紹介・斡旋を行い、企業に最適な支援を提供。

さいごに

今回のイベントは、「経営者支援プロフェッショナル協会」の設立と共に、経営者支援の重要性を広く発信する場となりました。高森氏が述べた「かかりつけ医のような存在としてのパートナーCFO」や、山崎氏が語った「経営参謀としての役割」、信國氏の「COO代行の実務的な重要性」など、各講師の洞察により、参加者は経営支援の新たな視点を得ることができました。

今後、協会は定期的にセミナーやイベントを開催し、経営者支援のプロフェッショナルたちが切磋琢磨できる場を提供していきます。また、この協会を通じて、経営支援における新しいネットワークがますます広がり、日本企業の成長に貢献していくことが期待されます。

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