眉村ちあき『ima』についてなんか書く場所(随時更新のメモ置き場)
はじめに
弾き語りトラックメイカーアイドル眉村ちあきさんの新譜「ima」がつい先日発売になって、以来ずっと聴き続けておりました。
歌詞のよくわからない部分も、何度も聴いていれば自分なりの解釈が出来上がってくるので、そこに妄想やら想像やらを詰め込んでなんか文章を書きたくもなり。あくまでも私の解釈なので、あまり批判糾弾などされませぬように。メモ置き場の意味合いもあり、適宜なんか思いついたら更新していく場です。
概要
朝の曲から始まって朝の曲で終わる。途中、夜中に落ち込んだり自分自身を慰めたり新たな出会いがあったり赤ちゃんが生まれたり。
出会いと成長の物語なのかもしれないし、全然そういうことじゃないかもしれない。
Lovely days
『おはよ』から始まる朝の曲。アルバム最終曲「この朝を生きている」もタイトルにある通り朝の曲。この2曲は歌詞に共通点が多い。詳細は後ほど述べるとして、ここでは、
の、『三拍子のリズムのご挨拶』、『今日の私たちも美しい』、『あなたの未来の物語』の3つの歌詞を覚えておいてもらいたいところ。あとでまた言及します。
ところで、『三拍子のリズムのご挨拶』って、
とあるとおり、「ごきげんよう」なのかなあやっぱり。なんとなく宝塚っぽいしね。でも、「おはよ」の3文字という可能性もありますな。
KARAAGE WARS
『アゲ超えて囲碁』は、超える=1文字ずらす、の意味で、ア→イ、ゲ→ゴだから囲碁なんだよ。なんて言わずと知れたことも一応メモしとく。
言葉遊びや韻が楽しい一曲ですな。だから『言霊』なんて単語も自然と出てくるのかも。
Indivisual
Indivisual = 個性的な、位の意味合いか。
この曲含む以下3曲は「夏の3部作」として発表された。このへんとかこのへんに詳しい。
悪役
これも夏の曲。「Indivisual」 が真夏の日中だったら、「悪役」は夕方から夜、「モヒート大魔王」は夜中ってところか。
モヒート大魔王
モヒートのカクテル言葉は「心の乾きを癒やして」。歌詞の主人公の心、乾いてるし、癒やしを求めてるしね。
『あと一口を飲んで』で飲んでるのが、モヒートじゃなくて焼酎の大魔王だったらやだなあ。
寝かしつけろ
先の3曲で夏の日がゆっくりと暮れていき、ここでは真夜中過ぎの深夜。
『ただ頬を撫でて欲しいだけ』と歌っているのは、「Lovely days」の『花弁のようなその頬は愛した人だけに触れてもらってね』という歌詞と響き合う。愛情表現としての頬へのタッチ。
『わからないわからない 何に叫んでるかもわからない』といったふうに深夜に叫ぶ様子は、次の「フリースタイルハンドメイド」にも登場する。
フリースタイルハンドメイド
前曲ではおそらく明け方まで寝付けなかったが、この曲の冒頭で、朝を告げる鳥の声を聞く。夜が明けたのだ。
「寝かしつけろ」では相当に切羽詰まっていたのに、この曲ではかなり前向きに開き直っている。『夜中にわけもなくわ・め・く☆』なんて、星までつけちゃったりして。
Blaze of Glory
モヒートもブルーハワイも、どちらもラムベースのカクテルですなあ。なにか関連とかあるのかも。
おもてなし子
「寝かしつけろ」で自暴自棄になっていたが、「フリースタイルハンドメイド」で気の合う男性と出会い気分が上向き、この「おもてなし子」では自分をいたわれるようになるまで落ち着いた、みたいなストーリーなのかな。
ここまでで9曲。前半終わり、次から後半の9曲が始まる。
愛でほっぺ丼
頬を寄せ合ったり、頬張るほっぺを愛でたり、「Lovely days」や「寝かしつけろ」にあった「愛情表現としての頬へのタッチ」のモチーフ再び。
『1234 せーので さんはい』っていう部分、意外と重要って話を以下で述べる予定。
なまらディスコ
アルバムタイトル『ima』が歌詞に登場。
「鬱くし」という言葉の意味は
とのこと。
BEAT UP
告白ステップス
全体的にいい歌詞です。好き。
シュリティカルマジック
アルバムの中で三拍子の曲は、この「シュリティカルマジック」と、「愛でられほっぺ」のみ。
旧石器PIZZA
ジャケ写の「ピザ」が歌詞に登場。
『知らぬが仏』は、君のことを全部知りたい、にかかってると解釈するのが自然だが、その前の『稲作のやり方』にかかっていると解釈するのも楽しい。ベストセラーの「サピエンス全史」にある、「農業革命は、史上最大の詐欺だったのだ。」といった下りを思い出させるからだ。(詳細は本を読んでみてね)
愛でられほっぺ
「愛でほっぺ丼」に対応する曲で、先にも書いたが、こっちは三拍子の曲。
「愛でほっぺ丼」から「愛でられほっぺ」までの七曲は、実は対称構造を形作っているという説を述べます。
「3」という数字が含まれている曲は、アルバム全体通して3曲のみ、10曲目の「愛でほっぺ丼」、12曲目の「BEAT UP」、14曲目の「シュリティカルマジック」。三拍子の曲は14曲目の「シュリティカルマジック」と16曲目の「愛でられほっぺ」。これら「3」にまつわる4曲は1曲おきに配置され、その中央には『真ん中』という歌詞がある⑬「告白ステップス」が位置している。隙間を埋めるように、11曲目の「なまらディスコ」にはアルバムタイトルの『ima』が、15曲目の「旧石器PIZZA」にはアルバムのジャケット写真の『ピザ』が対称に配置されている。
この7曲が形作る対象構造は、単なる偶然だろうか。眉村さんの意図した、いたずらのようなものだろうか。果たして真実は。
悪役(Band ver.)
いやあ、かっこいいアレンジですよね。すき。
この朝を生きている
アルバム最終曲。
1曲めの「Lovely days」で、
『三拍子のリズムのご挨拶』、『今日の私たちも美しい』、『あなたの未来の物語』の3つの歌詞を覚えておいてもらいたいところ。
と書いたことを覚えているだろうか。
「この朝を生きている」に、そっくりな歌詞が登場することに気づいたときはかなりびっくりしました。どういうことかというと、、、
つまり、
『三拍子のリズムのご挨拶』⇔『おはようのリズム』
『今日の私たちも美しい』⇔『今日も美しい私たちの時間』
『あなたの未来の物語』⇔『君との未来の物語』
という対応関係があったのです。
ここで冒頭の「三拍子のリズムのご挨拶とはなんだろう?」という疑問に対しての解答が明らかになる。歌詞の対応からすると「三拍子のリズムのご挨拶」とは、「おはようのリズム」に当たるため、「おはよ」なのであろう。
1曲めでは『あなたの〜』だったのが最終曲では『君との〜』になり、二人の関係が深化している点も見逃せない。
おわりに
いろいろと妄想めいたことを書き連ねてしまいました。はずかしー。
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