見出し画像

2023名古屋・岐阜旅行(34) 岐阜かがみはら航空宇宙博物館(16) はやぶさ2

2023年8月11日(金)
岐阜かがみはら航空宇宙博物館

はやぶさ2
はやぶさ2は、2014年12月3日にH-IAロケット26号機で打ち上げられた小惑星探査機です。
目的は小惑星リュウグウを探査し、岩石試料を地球に持ち帰ること。人類史上初めて小惑星の岩石試料を持ち帰った「はやぶさ」の後繊機。2018年6月27日にリュウグウに到着し、2019年11月13日に地球に向けて離陸するまでの間、2度のタッチダウンの成功、地下物質の採取という快挙を成し遂げました。リュウグウには太陽系が生まれた頃(約46億年前)の水や有機物が残されていると考えられ、地球の水や生命の起源を探る重要な手がかりを得ることができました。採取したサンプルは 2020年12月6日地球へ帰遠。はやぶさ2はそのまま拡張ミッションに入り、小惑星 2001CC21と 1998KY26を目指して新たな旅を続けています。


再突入カプセル


イオンエンジン
1万時間以上噴射し続けられる超高燃費のエンジン
イオンエンジンは化学反応を使う化学推進エンジン(普通のロケットエンジン)に比べて燃費が非常に良いため、人工衛星・探査機の燃料を大幅に少なくできる。推力は1円玉の重さ程度の弱さだが、時間をかけて徐々に加速すれば秒速10km以上にすることができる。
「はやぶさ」のイオンエンジンは従来のイオンエンジンの欠点であった耐性の低さを克服するためにマイクロ波を使った新型イオンエンジンで、長時間の運転が可能になった。エンジンの後ろにある円柱構造がマイクロ波をエンジン内部に導入する新たな構造である。

 


小惑星リュウグウ


ターゲットマーカー
目的地付近に落とし、タッチダウンの際に目印として使用する。面に光を反射する素材が使用されており、「はやぶさ2」が出す光を反射させて位置を知らせる、灯台のような役割を担う。上空から落としても小惑星表面で輝まないように、小さな粒がまったお手玉のような構題を持ち、転がり防止の突起がついている。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?