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僕が プロサー というプログラミングスクールをつくった理由

はじめまして。

むらっしゅ(https://twitter.com/MSmurash)と言います。

システム開発の会社を経営しており、
現在はマレーシアに住んでいます。

今日は運営している
プロサー という プログラミングスクール
をつくった理由を書こうと思います。

それでは早速。

【T君の話】
僕の大学の同級生にT君という子がいます。

彼は大学を何年も留年し、さらに就活も失敗。

結局、田舎のよくわからない営業の会社に勤めていました。

大学を出てからも数年に一度くらいは会っていました。

会うたびに仕事の話をつまらなそうにしていたのです。

よく僕は彼に
『IT業界来なよ、多分T君ならすぐできるようになるよ』
と言っていました。

しかし、彼は
「今から転職なんて厳しいでしょ、ましてやエンジニアなんて」
と返事するのみ。

しばらく特に動きはありませんでした。

ある時、僕の知り合いのY社長に
『僕の友人で、頭は悪くないやつなんですが、就活に失敗しちゃって、向いてない営業をずっとやってるやつがいるんですよね』
と伝えました。

「未経験からでも育てるから、一回、会ってみたいな」と言ってもらえたのです。

二人を会わせることにしました。

その結果、Y社長から
「彼なら素直そうだし、うちで採用するよ」と連絡が来ました。

それをT君に伝えました。

T君も、それならばと会社をすぐにやめる手続きを始め、さぁ転職かというタイミング。

Y社長から
「ごめん、社内で調整した結果、もう未経験は採用すんなって言われちゃった」
との連絡。

え…(°▽°)

となったのですが、もうT君は会社に辞表を出してしまっていたのです。

『シャチョー!それは困りますよ…』と言っても
Y社長からは「ごめんねぇ」としか返ってきませんでした。

このままだと新卒の就活でボロボロにされたT君を
あの頃よりさらに厳しい転職市場になんのスキルもないまま
放流することになる。

それはさすがにかわいそうだと思いました。

当時、友人(友人が代表)と一緒に(今とは別の)会社をやっていたので

彼に
「T君をうちの会社で育てたらどうだろう?俺が超スパルタで、三ヶ月でエンジニアにさせるから。」
と言い承諾をもらい、社内にて僕が教えることになりました。

会社に折りたたみベッドを買い、彼は会社に住み、
僕の指導の元、毎日寝る時間以外は全てプログラミングをしていました。

結論として、3ヶ月ほどで彼は、業務をこなせるような戦力になりました。

【M君の話】
T君が正式にエンジニアになってしばらくした頃
ある友人から
「大学生の弟が引きこもりで困ってるから、一度会ってみてくれない?」
と言われました。

『え、俺が引きこもりと会って何したらいいんだ!?』
と思ったのですが。

おそらく僕に何かきっかけを与えて欲しいんだろうなと。

『いいよ』と

会うことにしました。

居酒屋で彼(M君)と会ったのですが
ゴリゴリの引きこもりという感じ。

『毎日何してるの?』

「部屋の天井を眺めています」

『今、大学にはもう完全に行ってないの?』

「行ってないです、今3年生ですが、合計16単位くらいしかとってません。」

大学生なのに卒業も見込めない状態ゆえ絶望の雰囲気が漂っていました。

T君を育てあげたこともあり、
僕はM君に
『プログラミングやってみる?俺が教えれば、絶対できるようになるから。』
と。

「このままどうしたらいいかわからなかったので、チャンスをいただけるなら挑戦してみたいです。」
と予想外にも返ってきたので、彼にも教えることにしました。

ただ彼は、当時、怠慢な性格。

さらに学生でまともに働いたこともなく。

社会人としての考え方など、プログラミング以外の部分もたくさん教えました。

結論、彼も毎日めちゃくちゃに勉強して、3ヶ月である程度業務をこなせるレベルになりました。

【K君の話】
K君とはフィリピンの留学先で出会いました。

出会った当時、彼はまだ大学生。

帰国して大学卒業後は現場監督の仕事をしていました。

何回か飲みに行く中で、仕事の相談に。

「現場監督で入ったはずなんですけど、人が足りないからって僕自身もコンクリート工事やらされてるんですよ」
みたいな話に。

『その仕事ずっと続けたいの?』

「できることなら辞めたいんですが、辞めても何したらいいかわからなくて」

T君、M君の時と同様の流れになりました。

以下、ほぼ同じなので割愛します。

【S君の話】
高校の同級生で一番仲の良かったS君は
試験は無敗という頭の良さ。

大学も早稲田大学の法学部を出たのですが、
就活は無敗とはならず、不本意な結果に。

激務でスキルもつかない仕事をしていました。

その後、何回か転職。

ある時、
「精神壊した、今、しばらく仕事休んでる」
と連絡。

会って話を聞くことにしました。
彼はその仕事を数年間続けていました。

毎回、会う度の会話の内容は

『お前最近、どんな仕事してるの?』
「ホチキス」
といった感じ。

彼はずっと書類にホチキスを止める仕事をしていたのです。

最後に会った時だけは
「クリップ」
との答え。

会社の文化が変わったようです。

会社を休んでいた彼に話を聞くと
「このまま安定してお金はもらえるだろうけれど、将来像が見えない。尊敬できる上司がいない」と。

ここから先はご想像の通りです。


長くなってしまいましたが、
ここでやっと何を伝えたかったかをまとめると

僕は

・人の成長が好きで
・やる気はあるのに不遇な状況にいる人を放っておけず
・教える能力に自信がある

という人間です。

T君、M君、K君、S君
彼らを完全に未経験からエンジニアとして育て上げました。

今、彼らはフリーランス市場に出たら全員最低でも
月70万円以上の単価が出ます。
転職にも困りません。

僕はもともとこの
プロサー を、広く一般にビジネスとしてやるつもりはありませんでした。

彼らは友人だったからこそ実現できるものだと思っていたからです。

ですが、そんな中で聞く
世のプログラミングスクールの評判・実態がひどすぎました。
高額なお金を払って、結局何もできない人を生み出しています。

不遇な人を、また不遇にさせているだけの構図。
それが許せなくなり、僕は プロサー を始めることにしました。
育てるカリキュラムは
上記4人の時を指導した時のものを
さらにブラッシュアップしたものです。

最初はTwitterでゆるく募集したところ
11名が集まってくれました。

その後は口コミが広がり、
どんどん人数が増えていきました。

今では
フリーで毎月50万円以上稼ぐ人や
サイバーエージェント、楽天、ソフトバンクその他
誰もが知る大手IT企業のインターンを獲得する大学生
が何人も出てきています。

そんな彼らも少し前までは
プログラミング完全未経験でした。
おそらくこんな実績をこの速度で出しているスクールは他にないと思います。

プロサー 以外のスクールが
きちんとエンジニアとして育てあげられるのであれば
プロサー はなくなってもいいと本気で思っています。
(僕は他にもやりたい事業はたくさんあるので)

ですが、あなたが今、
どこのスクールで勉強するか迷っているとして
やる気があり、僕の熱がしっかり伝われば、
絶対にできるようになります。させます。

他のスクールなどに負けるわけがありません。
熱が違うからです。


宣伝みたいになってしまって恐縮ですが、最後に一点だけ。

やる気のない人はお金の無駄なので来ないでください。

あと、入ったら勝手にプログラミングができるようになって
お金が稼げるようになる魔法の環境ということもないです。

毎日の勉強時間はお任せしますが、しっかりと勉強してもらいます。
それが約束できない方、そもそも本気度が感じられない方は
入会自体をこちらからお断りしています。
(入会は審査制です)

お読みいただき、ありがとうございました。

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