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「永遠の陽射しの頂」

古き良きの古きを知らず
風紀乱すだけの世界線
こんなはずじゃなかった
なら、どんなはずだったらよかった
やりたいことやったもん勝ちかもって
思えば思うほどガチガチでもって
何事にもガチになれず
「転がる石には苔が生えぬ」
君だったらどう捉える?

時計の針は胸を衝き
窓の外には弓張り月
悪さが悪さになった
籠の中の鳥になった
わりとなんでもある
でも何かが足りない
世界を貫く槍がない
何のやり甲斐もない
飛び方教えてくれよ
でもやっぱりいいや
自分で探してみるよ

埃まみれの免許証
街は大いに雪化粧
時が止まったようでしょう
いつ始まるんだ俺のショー
生かされてるなんて気持ち知らない
俺の思い出まるでしがない
「井の中の蛙大海知らず」
「親の心子知らず」
ふざけんじゃねえよ
いつまでもあると思うな命
そうです俺は身の程知らず

今か今かと待つだけ来世
そんな人生やめて
永遠の陽射しの頂へ
被った埃はシャワーで流せばいい
このままじゃいけない
このままじゃやつれるばかり
思い出したら目の前にある古傷を封鎖
アクセル踏み込むトンネルの中
何もかも上書き保存するように
永遠の陽射しの頂を目指す
永遠の陽射しの頂を目指す......

苦しいからこそ、もうちょっと生きてみる。