はじめてボード
あとがき
もう10年以上も前、30代になった私がふと書いた文に、おぎわらあやさんが絵をつけてくれました。
はじめての体験は、印象的でとても記憶に残るものです。一方で当たり前にしていたことが実はもう一生できなくなるとき、つまり「ラスト体験」をその時点で意識することはあまりありません。
「ああ、あの時が最後だったんだ」───。
「はじめてボード」は、「はじめて」と「最後」が必ず“対”になっていることを教えてくれます。そして必ず、最後は元の状態に戻っていくのです。
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