5/12 MIA vs BOS 観戦記

試合前

プレイイントーナメント降格を争う2連戦の2戦目。

BOSにとっては前戦を落としてプレイイントーナメントが濃厚となった中での試合でした。

1 前戦でMIAに高確率で決められた3PのDFをどうするのか
2 ケンバのDF時の穴をどうケアするのか
3 OFの停滞をいかに解消するのか

に注目して試合を見始めました。

何にせよ残り数試合のレギュラーシーズンを良い形で終える為、プレイイン、プレイオフへ弾みをつける為にも落とせない試合でした。

1Q MIA 28 - 28 BOS (28 - 28)

試合開始早々にケンバが以前痛めていた左脇腹に接触がありロッカーへ退くアクシデント。

代わりにカーセンが入る。

最近好調のフォーニエが連続得点を重ねリードを奪うも、アデバヨのミドルジャンパーを連続で決められ即座に返される。

6:25
ノッているアデバヨからスマートが十八番のテイクチャージ

ケンバが治療を終えてコートに戻ってきた。

前戦後半に上手くいっていたケンバのリムアタックから流れを作っていくBOS。

5:29
しかしバトラーにポストアップでケンバのDFを狙われ簡単に得点を返される。

前戦あれだけ狙われてやられまくったのに、特にダブルチームに行くわけでも無くシンプルに1 on 1で守らせるのが不思議です。

4:31
ケンバに続きカーセンもサイズのミスマッチを狙われる。ここも1 on 1で守らせるBOS。

ニスミスもバトラーとの1 on 1でファールをしてしまい3FTを与える。続けてトランジションスリーも沈められバトラーの時間帯が続くMIAと抑えるそぶりすら見せないBOS。

バトラーにはやられてはいるが、OFではケンバとテイタムが積極的なリムアタックを繰り返し得点を重ねるBOS。

0:28
皆大好きテイタムちゃんのステップサイドスリーがヒット

1Qは同点で終える。

MIAはサイズのミスマッチを積極的に狙ってくるのは前戦と同様。

BOSはリムアタックを増やし前戦のOFの停滞感を解消してきた印象。

2Q MIA 34 - 28 BOS (62 - 56)

スタートから積極的なリムアタックを中心に1Qラストから10-2のランを作りリードを作るBOS。

しかし、ゴール下のシュートを2本連続で外すなど流れに乗り切れない。

アデバヨにグラントおじさんのミスマッチを狙われAnd1。さらにスティーブンスがテクニカルを取られて同点にされてしまう。

流れに乗り切れない所を相手に流れを渡してしまうような展開に。

だが、ケンバの連続得点などで流れを渡さないBOS。1Qから引き続き積極的にリムを攻めるOFから効果的なキックアウトパスやフィニッシュが生まれる。

この辺りは前戦を踏まえてのアジャストだと思いますが、前戦で停滞をもたらしたテイタムのアイソを減らしてチーム全員でリムを攻める意識を徹底していたように思います。

対してMIAは2Qから出てきたヒーローが次々と得点を重ね、2Qだけで13PTS。

アデバヨ、バトラーにはポストアップからミスマッチをつかれオフボールで動き回るヒーローを抑えられないBOSのDF。

終盤にはスマートとバトラーが交錯しバトラーが痛んでしまう。

0:30
ダンロビに3Pを食らい6点ビハインドで後半へ。

BOS FG 50% 3P 71.4%
MIA FG 70% 3P 57.1%

ケンバ、フォーニエが二人揃って17PTSと積極的なOFを見せるもそれ以上の高確率で決められてしまった2Q。

バトラー、アデバヨ、ヒーロー、ダンロビと的を絞らせないOFでしっかりとBOSのDFを攻略するMIA。

後半でスティーブンスがどうアジャストしてくるか。

3Q MIA 31 - 23 BOS (93 - 79)

痛んだバトラーは後半出場無し。

スタートからTOVを重ねるBOS。

テイタムのTOVからナンに速攻ダンクを食らい2Q後半から10-0のランを作られてしまう。

10:36
離されそうなところですかさず3Pを沈めるテイタムちゃん。

9:36
DFのミスからイージーレイアップをくらう。

9:22
すぐさまスマートが3P。離されそうな流れを3Pで繋ぎとめるBOS。

7:48
テイタムちゃんのプルアップ3Pで1点差に。

しかしBOSはファールが嵩み7分弱を残して相手にボーナスが点灯する。

6:30
スマートが意味不明なファールでボーナススローを与えてしまう。

4:54
ボーナスが重くのしかかる中ケンバがテイクチャージ。なんとか繋ぐ。

さらにケンバの連続得点で3点差で粘るBOS。

すかさずTOを取るMIA。TO明けから7-0のランを作り一気に10点のリードを奪われる。

ケンバの得点で追いすがるもボーナスもあってDFで後手に回るBOS。

ダンロビ、ドラギッチに3Pを食らい、ペイント内でアデバヨに好き勝手されてしまう。

MIA FG 61.1% 3P 50%
BOS FG 39.1% 3P 33.3%

バトラーがいなくても止められないMIA。

アデバヨを起点にオフボールで動き回るダンロビに13PTSを奪われる。

そして1本も入らないフォーニエ、、、。

14点差で4Qへ。

4Q MIA 36 - 42 BOS (129 - 121)

11:25
スタートからショットクロックギリギリでドラギッチの放った苦し紛れの3Pが入ってしまう嫌な始まり。

さらにドラギッチとヒーローに立て続けに3Pを沈められ一気に21点差までリードを広げられてしまう。

テイタムのリムアタックで追い上げを試みるも強気のヒーローに3Pで簡単に返されてしまう。

なかなか点差の縮まらない中、試合を通して徹底しているリムアタックで残り5分でボーナスが点灯したBOS。

5:05
追い上げ機運の高まる中ヒーローの突き放す3P

一時8点差まで追い上げる場面は作るも要所でドラギッチとヒーローに3Pを決められて終戦。

まとめ

痛い連敗。

終始徹底していたリムアタックはリズムを生んでいたし前戦よりOFは良かったように思います。

DFでは遅刻の欠場もありセンターにグラントおじさんを起用するスーパースモールの時間帯も多くサイズ面で圧倒されてしまった印象でした。

昨季ECFでもサイズとフィジカルで押し負けた印象そのままの2連戦でした。

更にドラギッチ、ヒーローには勝負所で高確率で3Pを許してしまいました。

前戦よりは改善したとはいえスコア以上に差を感じた試合です。

好材料としてはケンバが36PTSと好調をキープしていることぐらい。

いよいよ不安ばかりが募るシーズン最終盤となってきました。

スコア

画像1

ヘッダ、アイコンイラスト協力 : ソンソン

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?