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汝の隣人を愛せよ

 昨日は、千の公器プロジェクト ~ 交流塾 に参加しました。
やはり、若い人たちは、活気がありますね。

講演者は、10年来の付き合いがある 居酒屋てつたろう の オーナー柳川さん。
関西のローカル番組を皮切りに報道ランナーとか、数多くのテレビで採り上げられたお店です。

障碍者雇用やホームレス支援。
自殺防止活動団体への食品提供といった社会貢献をしている居酒屋さんです。

特に優れたシステムだなと思うのが、イート&デリバリーという制度です。
これは、月3,000円 5,000円 10,000円の3つのコースがあり、翌月までの期限が設けられています。

居酒屋てつたろうで全額食事をしてもらっても構いません。
その場合は、この取り組みをするために、月額の2%をホームレスへのお弁当配布に回します。
もし、使い切れなかった場合、全額がホームレスへのお弁当代に化けます。
遠方でお店には来れないが応援したいという方が全国からお金を出してくれています。
そういう場合は、お店での食事よりも寄付メインの考え方です。

ただ・・・居酒屋てつたろうとしては、寄付してもらえばそれでいいという考えではないです。

お店に来てもらい、笑顔で食事をしてもらう。

そういう体験を通じて、人と人とのつながりを体感してもらえれば、より世の中が良くなるのではないか?

そういう思いで取り組まれているのだと感じました。

講演中、彼はこういった内容のことを言っていました。

障がい者というのは、その人が決めてなったのではない。
持って生まれた運命としてなったのでもない。
我々社会が、健常者と名乗る人たちが、「障がい者」という線引きをしただけだ、と。

この言葉、障がい者と触れ合う機会の多い人達にとっては、”当たり前”の言葉です。
だからこそ、ついつい忘れがちになる言葉でもあります。

そして、最近、まいむまむ先生の聖書講座に触れてきたおかげもあり、頭の中をよぎったのが、

「汝の隣人を愛せよ。」

でした。
当時のユダヤ教指導者たちは、同胞の中に隣人を置き、それ以外とは線を引いていました。
イエスは、それを厳しく批判し、同胞の外に隣人を置いた。
だからこそ生じてきた言葉だと思いますし、それゆえにキリスト教は民族の垣根を超えて世界宗教へと成長していくことが出来たのでしょう。

居酒屋てつたろうの活動は、隣人の幅を広げていこうとする高い志の下にあるんだなあ・・・

と、改めて思いました。

そして、こういった高い志を持った企業との連携を行ない、資金面や人材面等々で助け合える場をつくっていこうとする千の公器プロジェクトに従来にはない魅力を感じた夜でもありました。

こういった活動では珍しいのですが、

活動に3回参加して、どうしても活動にマッチングできない、と感じた場合には、会費の半額を返金する制度もあります。

ということで、千の公器プロジェクトの応援・参加もお願いします。

#居酒屋てつたろう #千の公器 #自殺防止 #ホームレス支援 #イーデリ

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