チープ・シック/安い服ってダサいの?
さいきんテレビで有吉さんやおぎやはぎさんが、悪口として「ダサい」というのをよく聞くようになった。
『チープシック』や『ノームコア』はどんな服装だろうか。それはダいのだろうか。
大事なのは体だと思う。身に着けるものだけでダサい、ダサくないを判別することは不可能だ。
高くても売れる『チープシック』
メルカリで、いつも高値で売れる『チープシック』という本がある。
cheapでchicだから、安くて上品なものという意味だろうか。ずいぶん昔の本なのだけれど、安い服を粋に着こなすみたいな内容のことが書かれている。
というか、そもそも安いものって下品なのだろうか?安くて上品というからには、安くないものはじゃあ上品じゃないですよね、という気持ちがみんなの中にあるのだと思う。
逆に、上品なものは値段も高いよねっていう、みんなの中に共通ルールもたぶんある。本当にそうだろうか?
雑誌でもチープシックは特集される。男女ともにこのテーマが取り扱われる。興味深いのは、『ノームコア』 とチープシックは、品物としてだいたい同じような内容になる。
ノームコアって何ですか
ノームコアというと、おんなじ名前の競走馬もいるらしい。もともとはnormcoreという造語だ。
よく勘違いされる単語だが、「ふつうの真ん中」ぐらいの意味だ。「究極の」という意味はない。
日本の雑誌やブログでも、スティーブジョブズがノームコアだと書かれている。でも違う。スティーブジョブズはacting basicだ。
で、まあノームコアを表すファッションとチープシックを表すファッションはけっこう似てくる。さらにノームコアは、ミニマリズムの服装とも似てくる。
(個人的にはこの人の格好が好きだった)
体が資本
私の持論としては、体系と姿勢がいちばん大事だと思う。筋トレ、ストレッチをして、健康な歩き方をしてたらだいたいの服装でもちゃんと好印象を持ってもらえるはずだ。
逆に、この記事なんかはほんとに悪意の塊だと思う。
これは顔や体系を意図的にブサイク気味に描いてある。色合いもわざとちょとボサっとさせている。
これをさいとうたかをとか荒木飛呂彦の絵柄で描いたらぜったいイケメンになるからね。