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tideも「時間」という意味だった

時間を英語でいうとtimeだが、tideという単語にもかつて「時間」という意味があった。
今は「潮の満ち引き」という意味しか残っていない。

そこから派生して、「世の中の風潮」みたいな意味にはなる。
だが、時の流れをtideで表現することはなくなった。

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時計は(当たり前だが)秒刻みで進んでいる。
では潮流はどんなペースで刻まれているのか。というか、そもそも潮の「時刻」は一定なのだろうか。

「時間」という単語はtimeの訳語として、明治時代に生まれた。
おなじ時代にthoughtも輸入された。こっちは「思想」と訳された。

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今では、時間や思想といった言葉は当たり前のものとして使われている。

明治時代までの人たちは、時間や思想のことを今ほどには気にしていなかったのかもしれない。

もしくは、今みたいな、1秒1秒を気にせず、もっとあいまいでおおらかな時を生きていたのだろうか。

信じられないかもしれないが、明治時代ですらも「9時から仕事です」といって、9:00ちょうどに全員集合するわけではなかった。もっとずれて集合していたのだ。

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tideとしての時間を生きたい。もうそんなことはきっと許されないのだろうけど。