若者ではないけれど。

 前回noteに記事をアップしたのは去年の12月。近況とネットプリントの配信告知だったかと思います。それからまた間があいてしまいました。
 年が明けてからは、新しい職場での就業がスタートしてなかなか落ち着かない日々がつづいてました。まだ少しバタバタしてますが、ちょっと気持ちの余裕がでてきたような気もします。しかし年を重ねると以前と同じようなことができなくなってくることもあり、記憶力の低下、物がなかなか覚えられない、疲労が回復しにくい。といろいろ変化も大きく感じることがでてきます。

 なので、新しい職場でも以前ならすっと理解できたことがすこし時間かかるようになっています。そうなると落ち込むことが多くなりがちですが、そんな時は大島弓子さんの漫画「八月に生まれる子供」を読み返して、自分を励ましています。この作品は大島弓子さんの数ある傑作のなかでも特に好きな作品です。以前書いていたAmebloのブログで「八月に生まれる子供」に触れた記事(https://ameblo.jp/joyfull1967/entry-10956178504.html)をエントリーしていますので、もしよければ読んでいただければ幸いです。本当に自分の変化に対して、戸惑いから受容にいたるまでって時間かかるんです。でも受容してしまえばこっちのものです。若い時のような体力や俊敏さが減少しても、それまで培った経験値、そしてそれをもとに応用していく力、かつ、新しいものにふれていきたいという意欲も芽生えて、自己アップデートできると思えるのです。そうすると年上、同世代、年下関係なく、色んな年代や生活スタイルの人から色々面白いことを学べる気持もでてくるような気がします。

 そう、老いていくからこそ芽生える私の中の若さというか、好奇心の泉が湧き出る、そんな生命力を感じさせてくれたのが大島弓子さんの作品なのです。そしてこの作品については私自身ではなく、私の家族の老いに関してもきづかせてくれます。親が以前のような活発さがなくなっていく、会話のやりとりもずれがでる。でもそれを変えようとしても意味はないのです。老いていく家族に対してどれだけペースをあわせていけるかを学ぶことができる作品だな、と気づかせてくれました。

 私が詩に本格的に触れ始めたのはかなり遅かったのですが、大島弓子さんの作品から詩のようなものを受け取っていたのかなと思います。過去にふれたものからの新しく触れる物への繋がりを知ったときに多幸感を得ることもできるな、と今は感じています。ちょっとオンボロなところが更にでてきた詩書きではありますが、2020年も色んな詩、そして映画、小説、音楽、アート、風景、旅を通して、自分を更新できれば良いなと思います。
(あとnoteの更新頻度もあげないと^_^;)

 最後に告知をひとつ。2020年最初の詩のネプリを発行しました。もしご興味あればお読みください。

ネプリ誌「Ceòl vol.5」
下記コンビニで白黒A4片面1枚20円 作品名「深呼吸」

●セブンイレブン プリント予約番号:5A5EZ9HB
 有効期限: 2/15(土) 23:59
●ファミマ/ローソン ユーザー番号:ZB8D395WGQ
 有効期限:2/16(日)22時

宜しくお願いします。

あ、それと、遅くなりましたが、2020年も宜しくお願いします!




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