半年間ギャラリーを運営してみて

こんにちは。

M’sアーツ管理者です。

7月からギャラリーを始めさせていただき、交渉、企画、接客など全て一人で行ってみて気が付いたことがいくつかあります。ギャラリーにいらっしゃる方皆さん絵が好きです。作品を眺めていてゆっくりですがぽろりぽろりと感想をお話しくださいます。このことがとても重要で、お客さまが自分の言葉で感想を言うというのは作品との対話であり表現です。正解はないので自由に発言して大丈夫なのですが、最初はあまり言葉が出ません。少ししてゆっくり感想を口にしてくれます。普段と違うことをするので当たり前ですが、自分の中で考えて言葉にするという作業は作品を理解することに近づきます。映画を見た後に感想を言うときのようにぜひ作品を見た後感想を言葉にしてみてください。次にほかの作品を見たときいつもと感じ方が違ってきます。

この先は管理者個人の話でお話しするのは恐縮ですが、この半年展示を企画させていただいてやはり作品に囲まれて過ごす時間は最高でした。毎日見ているうちに親しみも沸いて味わい深さを感じるようになり、作家さんの苦労が見えたり製作においての気遣いに感動したりします。同じ絵をずっと眺めるのは退屈ではなくいつも新たな発見があり、そこになくてはならないような強い存在感を放ってきます。みなさんも気になる作品に出会った時は思い切って1点買ってみるのもいいかもしれません。M’sアーツでも現在てらこや新都心の玄関に買い上げた作品を飾っていますがとても魅力的に空間を変えてくれました。オーナーさんも作品に合わせて周りの物も整頓しようと玄関の棚を綺麗に整えてくださいました。たった1枚でこんなに変えてしまう絵の力はすごいなと改めて思いました。

まだまだギャラリーは続いていきますが、この半年に出会った皆さんの温かい言葉に励まされることばかりで感謝の気持ちが尽きません。オーナーさんの懐の広さに甘えさせていただきながら、何より初めてのギャラリー運営にすぐに作品を貸してくれた作家さんたちに心から感謝をしてこれからも地域と美術を繋ぐ誰でも気軽に見に行けるギャラリーを皆さんと作っていきたいと思いました。


もし良ければよろしくお願いいたします。ギャラリーの運営費に充てさせていただきます。