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子離れできない親の話

私の母は、子離れできていないなと思うことが多い。
私は今大学生で、私の親….というか親戚全体含め、過保護なところがある。基本的に学費も払ってもらってるし(まあ250万くらいは奨学金返さなきゃだけど)、生活費の援助もしてもらっているので、金銭的に依存してしまっているという理由で、なんとなく思ったことを言えない。
一度「自分で稼ぐから生活費はいらない」と申し出たことがあるが、それはそれで「親はあなたを支えるのが本分だから、お金のことは心配しなくていい」と騒ぎ立てられ、東京に来てまで心配されたので、生活費は甘えさせてもらっている。
いつも「心配だ」と騒いでは、私に会おうとしてくるし、将来のことも母が決めてこようとする。アパートの合鍵も勝手に作られ、私が居ないうちに勝手に私の部屋に侵入された。
「学費も生活費も援助しているし、あなたの親なんだから、あなたのためを思っていつも言っているんだから」と言われるが、こちらからすると鬱陶しくてしょうがない。「就活は?」「資格は?」「大学の成績は?」と逐一逐一、本当に、なぜ他人の人生にそこまで首を突っ込む気になるのだろう。
だから私は親に本当のことを話さない。
大学に入ってからのことをほとんど話したことがない。
私に依存しすぎていて怖いと思うくらいで、高校生の時なんてどんなホラーより母親が怖かった。母親も、私のことが怖かったみたいで、「あなたのせいでこんなことになってしまった」と何度か言われた。じゃあ関わってこないでほしい。シンプルに。
そうなると「あなたの生活が見えなくて、寂しくてしょうがない」と泣きつかれるので本当に面倒くさい。そして少し話してあげれば、「私はあなたと心がつながっている感覚が小学生のころからないの。あなたが何を考えてるかわからないの。」「ねえ一緒に旅行行きましょう」と要求が大きくなる。

ああ、めんどくせ…気持ち悪、メンヘラ彼女かよ。

母親の中では、大企業に就職するか、資格を取って公務員になることが未だに私の一番の幸せだと信じて疑わない。自分の予想する範囲外のことを子供にされるのが異様に怖いようで、私が起業したいと何度か言っても「できるわけがない」の一点張りなので、もう本当の気持ちを話そうとするのはやめた。まあ昔から話せたことないんだけど。

別にこちらとしても、できるかどうか、うまくいくかどうかなんて気にしていない。ただ挑戦すること、自由に生きること、自分なりの人生を創意工夫していくことが私の幸せだから、例えホームレスになったって借金を背負ったって、別に親に泣きついたりしないし、それはそれで自分の選択の結果なのだから良いだろうと私は思っている。
でも「私の幸せ」は、母には全く伝わらない。

ちなみに父は?というと、私の進路についてはそこまで心配していない。彼は自分の道を行くタイプで、他人にそこまで興味がない。良くも悪くも私に似ている。そんな父のことが母は昔からとても嫌いなようだった。子供の時からよく離婚しろよと思っていたが、結局離婚せずじまいで、今はいろいろあって父も母に(ほんの少し)協力するようになり、母が発狂したり喧嘩したりする回数も昔に比べれば減った。

「起業したい!」とキラキラまっすぐに向かえる人たちは、親と良好な関係を築けている人が多い。理解してもらえないと言っている人は見たことがあるが、依存的な関係を築いている人は見たことがない。
私が家族に対して薄情すぎるのだろうか?
これは依存ではなく、本当に「親としての心配」なのだろうか?
でも私はその心配が鬱陶しくてたまらない。
せめて、自分の住む所や、自分の働き方くらい、自分で決めさせてほしい。
いちいち発狂しないでほしい。怖いから。

ということで、今年の目標の一つが「引っ越す」ことなのですが、こちらは自分で物件探しから契約までするつもりです。
目標は来月中。シェアハウスを検討してます。
生活費を支給してもらって大変うれしいですが、支給してもらえるうちに起業と並行して派遣でも働いて、とりあえず自立を目指します。
もう我慢ならないです。
大家さんとのやり取りを母親がやっているとか、色々こちらの動きを嗅ぎ付けられる要素が多くて今まで引っ越しをする勇気が出なかったが、さっさとする。休学したときと同じように、すべてが終わった後で「あ、そういえば引っ越ししたから」と報告することにする。

ただ「引っ越したいかも」みたいなことをもう言ってしまっているので、マジでさっさと引っ越そう。

他人の意見なんて、他人の意見でしかない。
ゆっくり一歩ずつ、自分なりに進もう。


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