分断による価値

法定通貨交換価値の制度疲労に変わる新しい価値として「共感価値」を研究している(https://note.com/msakaki/n/na46765ddcf75?magazine_key=m5a70152e5d3d)。

「共感価値」は共感によるプラスの価値であるイメージはしやすいと思う。社会システムの変革的進化(https://note.com/msakaki/n/n340a5d8a48d6?magazine_key=m5a70152e5d3d)はパンデミックや気候変動によって加速化されていると考えられるが、現在の状況は「共感」の意味が増大するとともに「分断」の意味も増大している。

「分断」のイメージはマイナスであるが、必ずしもそれだけだはなく、プラス価値としての意味も持っているのではないだろうか(同時に「共感」もマイナス価値の部分もあると考えられる)。

「分断」されることにより、より「共感」の意味がはっきりしやすくなる。
例えば、パンデミックによって直接接触コミュニケーションは難しくなるが、強い「共感」が存在する関係においては、パンデミックによるマイナス要素(感染症になることなど)は存在するが家族的な関係者の関係力は相対的により一層強まる(感染症が極めて致命的でない限りは)ともいえる。

「分断」が「争い」を生み出す場合は(現状の「分断」は一般的にはそう理解されていると考える)、マイナス価値となるが、「争い」を伴わない「分断」であれば、文化や思想がより洗練化・鮮明化される可能性もある。

この考察は、まだまだ途上であるが、「共感価値」を研究する以上、避けては通れないと考えている。

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