GAFA、または、FANG問題

GAFAまたはFANGに富が集中している問題。
現代の「富」=「お金」と解釈するのであれば、これは当然の帰結である。
「お金」はストックしたとしてもそれ自体には価値はなく、あくまで「お金」と交換する財やサービスそのものに価値がある。
「お金」はあくまでその流れ、「金流」とでもよぶのであろうか、がどうなっているかによって、消費されるのか、蓄積されるのか、が決まるわけで、基本的には蓄積されてしまうと短期間には実質価値(使用価値ともいえる)はなく、消費されたときに初めて価値が表出する。蓄積された「お金」を確認することで心の安寧がもたらされることはあるが、それはあくまで将来の消費を想像することからもたらされる安寧である。
「金流」は現代社会においては情報の非対称によりコントロールされるため、GAFA、FANGが情報価値を有している以上、「金流」を自分たちに向かわせようとするならば、「お金」=「富」はそれらに集まることになる。
また、GAFA、FANGは消費(投資という形の間接的も含め)を行うビジネスモデルであるから、「金流」を自分に向かわせることで実質価値を獲得できる立場にもあり、「金流」をコントロールすることで金が金を生み出すことにつながることも起こりうる。

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