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読書記

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2009年7月~2019年5月に日経産業新聞・「私の本棚」に掲載したものを中心に追加したものもあり。
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#ポスト資本主義

読書記:「イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか」(宮田律著、新潮新書)(2014.9.26…

------後日のコメント----------------------------------------------------- 2014年に第10回…

榊正壽
2年前

読書記:「シェア(共有)からビジネスを生み出す新戦略」(レイチェル・ボッツマン/ルー…

現在、インターネット上で展開されるビジネスモデルにおける重要なキーワードは、「共有」であ…

榊正壽
3年前
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読書記:「増補 21世紀の国富論」(原丈人著 平凡社)(2014.4.18日経産業新聞寄稿)

増補としてアッデートされた本書は初版において、世界金融危機の発上、スマートフォンやタブレ…

榊正壽
3年前
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読書記:「持続可能な資本主義」(新井和宏著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)(20…

格差や貧困問題が経済社会を揺るがし、人々の分断を招き、生活の不安定要因となっている。この…

榊正壽
3年前
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読書記:「幸せのメカニズム」(前野隆司著、講談社)(2017.1.20日経産業新聞寄稿)

幸福学に関する書籍であるが、ロボットや脳科学の研究者である著者が「幸せ」を統計的に検証・…

榊正壽
3年前
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読書記:「全融排除」(橋本卓典著、幻冬合) (2019.3.1日経産業新聞寄稿)

金融機関のビネスモデルはテクノロジーの進展で大きな変革に迫られている。そういった時代にお…

榊正壽
3年前
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読書記:「よみがえる金融」(新田信行著、ダイヤモンド社)(2018.12.2日経産業新聞寄稿)

本書では、著者自身が経営する信用組合における「事業性評価」に基づいた新たな融資への取り組みが語られている。「コミュニティ・ローン」と呼ばれる、担保ではなく、人が持っている無形の価値を評価した融資事例である「芸者さんローン」は、特徴的である。 顧客満足度と従業員満足度は相乗的に良い結果をもたらすと理念から、コミュニティー活動の活性化やセールスの禁」上を行い、職場の環境の改善などで従菜員の満足度を上げた。結果の定量評価ではなく、プロセスの定性評価を行った。そして、結果として繰越損