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広告漫画家がマガジン新人賞に応募した話

こんにちは。広告漫画家とデザイナーしております有柚まさきです。普段は広告業でクライアントワークをしているのですが、昨年9月に週刊少年マガジンの編集さんが担当についてくださったのを機に今年の3月の新人賞に応募しました。結果を報告と裏話的なものを。


結果

結論から言いますと、2020年3月期MGP(月例賞)の奨励賞受賞しました。(コロナの影響で例年より発表が3ヶ月後ろ倒しになっています)
「ん?新人賞に投稿したんでしょう?」とお思いかと思いますので説明します。


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まず新人賞とは年に2回(3月と9月)開催される大きな賞です。そしてMGP(月例賞)とは毎月開催される賞です。
また新人賞応募はMGPへ重複応募可能。ゆえに新人賞一歩届かない作品はMGPに回され、その中で順位が決まります。

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(こう言っては関係各位に失礼ですが)厳しい話、新人賞に応募したのにMGP奨励賞をとったということは1番下の賞にギリギリ入った、ということです。新人賞を狙っていたので、MGPの奨励賞という結果はものすごく悔しいものでした。が、担当さんや選考に携わった方の評価を聞くとその理由に納得できてしまったので次はリベンジしたい...、そういう気持ちです。

※8/19発売の週刊少年マガジンに掲載されているのは「結果」のみで漫画自体は掲載されておりません。

※「漫画はどこに掲載されますか?」と聞いていただくのですが、公式媒体(本誌、Web含む)からの掲載予定はありません。佳作以上の作品だと掲載されるのですが奨励賞だといかんせん...

ざっくり総評

今回描いた漫画の内容は簡単にいうと「絶望の淵にいる少女が一念発起して問題に立ち向かう」話です。総評をざっくりまとめると

■評価された点
・表情の描写がうまい
・世界観を描こうとしている
・絶望を表現できている

■努力すべき点
・ストーリーがわかりづらい
・エンタメの意識が足りない

簡単に言えば「もっと面白いストーリー描こうね」ってことでした。いやはや難しい。とてもとても。


商業漫画への挑戦理由

そもそもなぜ広告漫画家しているのに商業誌にチャレンジしようとしたか?理由はいくつかありますがおおざっぱに言うと月並ですが

子供の頃の夢を叶えたかった

につきます。ほんと、これです。

商業漫画は連載されて単行本が売れて、そこでやっと制作工数に見合う報酬が得られる制度(と聞きます)ので、正直、広告漫画のお仕事をしている方が確実に経済面は安定します。では「商業漫画をやる意味は?」と言われれば青臭いですが、「お金は置いといて、本気で挑戦しよう」と思ったんです。私は小中学生の頃、漫画家に憧れていました。しかし高校生の頃「商業漫画家はよほどの人でないと食いあぐねる。」と判断し、就職しました。しかし、デザイナーとなり、イラストや漫画でもお仕事させてもらえるようになり、自信を持って広告漫画家と名乗れるようになった現在、商業誌への挑戦は良いタイミングだったのだと思います。そして幸か不幸かコロナの件もあり漫画に時間をさけました。

次の挑戦

今回初めて、完全オリジナルのストーリー漫画、それも50Pをかき上げて初投稿で受賞できました。が!!!結果が全てです。そして嬉しさより悔しさが勝っているので、9月末締切の新人賞に向けて現在誠意製作中です。

今回友人を始めとしてたくさんの方にお祝いのお言葉をいただきました。そして期待と励ましのお言葉も。この嬉しさを糧にがんばります。

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