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先輩が教えてくれた合格への「ちょっとだけ違う」勉強法〜つづき〜

こんにちは。MSA齋藤直哉です。お読みいただきありがとうございます。前回の続き、難関大合格者の勉強法まとめです。

Q. 高卒生(いわゆる浪人生)として、1日何時間ぐらい勉強していましたか?

起きている時間のほとんど勉強していました。食べる時と寝る時以外の全てを勉強に費やしていた感じ。休憩はトータルで1時間ぐらいです。それでも、10時間ぐらいではないかと思いますが、一日の時間はそれほど意識していませんでした。それよりも、やらないとノルマが終わらなかったので、それに合わせてやっていたらこうなったという感じです。一日の中で、昼ぐらいにちょっと辛くなることはありましたが、ノルマをこなしたことへの達成感、その喜びの方が大きかったです。

Q. 予定の管理はどのようにしていましたか?

毎週、1週間のノルマを紙に書き出して、机の前に貼っていました。To Do リストにして、終わったらどんどん消して行きました。消すときにちょっとした達成感があったので。
予定は、まず最初に、すでに決まっているものを埋めておきます。毎日やることなど。実際は、それで予定はほとんど埋まってしまい、常にそのルーティンをこなしていくという感じです。同じ時間に起きて、授業以外は、同じような時間に決まったことをやっていました。

Q. 英語以外について。慶応の小論文対策は?

小論文を現役時は書いたことがありませんでした。浪人して初めて書きました。夏までは、授業以外のことはやっていません。授業ではディスカッションがあったので、他の人の意見を聞いて、自分とは異なる視点をストックしていくことを意識していました。いろいろな話題やトピックを少しずつ集めて、ストックをして行く感じです。毎週、課題として1つ書いて添削を受けながら、書くことにも徐々に慣れて行きました。

入試本番では、設問に当てはまりそうなストックはありましたが、あえて自分の中高生時代の経験をベースに書きました。実体験を膨らませることで、オリジナリティが出たのかもしれません。

小論文は慣れてくるとどんどんかけるようになるので、現代文よりも安定する気がします。現代文は出来ない時は本当に出来ませんから....。

Q. スマホの管理について。どうしていましたか?

4月にLINEを削除しました。インスタも。連絡はすべてショートメールにしました。人間関係を切ったわけではありませんが、SNS上での繋がりを断ち切りました。浪人だったので、大学生の投稿を見ると悲しくなりますし。Netflix も解約しました。

最後にひとこと

図書館の自習室にも行きましたが、基本的に家のデスクで集中できるタイプだったのがよかったと思います。毎日のルーティンを安定してこなしやすくなると思います。
浪人が決まって勉強を始める前に「またもう一年か」と思った時はつらかったですが、受験直前はもっとキツかったです。とくに受験日が早い上智が第1志望だったこともあり、徐々に「現実が近づいてきた!」という感じで、食事もあまりできないほどでした。ゼリーとバナナで生きていた。ただ、振り返るとその時期以外は楽しかったです。授業でわからなかったら復習でなんとかすればいいと思っていましたし、少しずつやったことの成果も見えてきたので。
現役の時はいろいろなことで、一喜一憂していましたが、浪人を通して「今できることを最大限やるだけ」ということを学びました。いまもそれを続けています。過去を嘆いても仕方がない、何も変わらないということを知ったのは大きかったです。

LINE を削除したり、Netflix を解約したり、自ら「誘惑」になりそうなものを物理的に断ち切ってしまうというのは、習慣を変える上でとても有効ですね。だからこそ、自宅の勉強時間を充実させ、日々のノルマをルーティンにそって、機械的に淡々とこなすスタイルを維持できたのでしょう。受験は長丁場です。模擬試験の成績などに過度に振り回されないためには、「自分はやるべきことをやっているんだ!」という感覚が大切なのかもしれません。毎日、To Do リストを消しながら、小さな達成感を得ながら進めていくやり方もとても参考になります。

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