夫婦暗黒期から乗り越えるための5つの方法

産後、私のメンタルは崩壊していました。

私は里帰り出産をし、生後1ヶ月後に夫の転勤の都合で関東に引っ越してきました。もちろん友達も、頼れる家族などが一切いない状況での暮らしとなりました。夫の家族は電車で1時間ちょっとの場所にいたので、私が体調不良のときやどうしても手が外せない時は義母を頼りにしていました。義母はとても協力的なので、私にとっては支えとなって感謝しています。

私は育休中にオンラインの MBA を学んでいたため、勉強と育児の両立にも苦労したのですが、それよりも夫婦関係が日に日に悪化していることがとても辛く感じていました。夫の都合で見知らぬ土地で子育てをすることになり、「何で私だけ子供の面倒を見なきゃいけないんだ」とか「外で好きなだけ働いて、夜飲みに行けて自分の時間があっていいな」とか不満ばかりでした。また、夫の場合は一級建築士を目指していて平日だけでなく土日もほぼワンオペの状態でした。そんな中、いつのまにか子育てが損得勘定になってしまい、「私だけ損をしている」と「お前も苦しめ」みたいな感情になっていて、自分のどす黒い感情が見えてきて、自己嫌悪になりました。子供はもちろん可愛いのですがずっと二人っきりで、大人と話したくて話したくて仕方がありませんでした。しかし、せっかく夫婦で話せる時間ができてもコミュニケーションはほぼ喧嘩、おまけにストレスが原因で偏頭痛や嘔吐、目の痛みなども現れてきて、精神的にも肉体的にも限界に来ていました。そんな生活から乗り越えた方法をシェアしたいと思います。

夫婦暗黒期を乗り越えるための5つの方法

1、自分の時間を確保する

この時の私の生活は、育児・家事・勉強に追われ自分の休まる時間がほぼない状況でした。このままでは自分が自分で居られなくなると思い、自分の時間を最低1時間は作ろうと考えました。そのためにやったことは家事の外注化です。具体的には食洗機、ドラム式洗濯乾燥機、お掃除ロボット、ホットクックという家電を駆使し、家事の労働時間を削減しました。また、シルバー人材センターの方に隔週で掃除をお願いし、ほぼ掃除をしない生活を手に入れることができました。そのおかげで、自分のゆとりの時間を得ただけでなく、あれも残ってる、これもしなければならないというストレスから解放されたことが心の安らぎにつながりました。

2、共感しあえる仲間を作る

関東に引っ越してきたばかりの頃は、周りに一人の友達もおらず孤独感を感じていたため、まずはママ友を作ることから始めました。近くの支援センターに行き、ママ友を10人程度作ることができました。社会人になってから友達はほぼできませんでしたが、ママ友の場合は共通点が多いため、
すぐに仲良くなれることがわかりました。実際に友達ができてからは子どもお友達と楽しみながら自分も大人と会話ができるため、WINWINの関係で心地よい繋がりができました。

よく、「どうやったらそんなに友達が出来るの?」と周りのママ友から聞かれるのですが、私が気をつけていることは以下の通りです。

①子どもの月齢と自分と年齢が近そうなママさんに近く→共通点が多く、会話がしやすい。

②パパが休日出勤のママと仲良くなる→ワンオペ率が高く、共感しやすい。おまけに、土日にも遊べる。

③子どもの服装を見る→ミ○ハウスなどのブランド服でなく、自分の子どもと似たような服を選ぶママさんは価値観が近い。

④オンラインで仲間を作る→自分と近い価値観を持つコミュニティに所属する

3、まずは自分が人生を楽しむ

私が夫婦暗黒時代に暗黒期を乗り越えた先輩ワーママやそれ系の本やブログを色々調べていたのですが、ある共通点が見つかりました。それは、まずは自分が人生を楽しむことです。結婚したら〇〇さんの妻、子どもが生まれたら〇〇ちゃんのママという姿に自分が乗っ取られてしまいそうになりますが、まずは本来の自分が楽しむことが1番大切だということに気づきました。それまでは家事や育児に翻弄されており、余裕が無いとイライラしていましたが、同じ時間を過ごすのであれば、イライラして過ごすより、楽しんで過ごした方が良いですよね。同じ状況でも、捉え方・過ごし方は自分に選択権があるんだと分かってからは、ワンオペでもどのように楽しんで過ごそうか、時間がないのであればどのように増やそうかと建設的に考えることができました。

4、夫の気持ちを理解する

夫の気持ちを理解する必要なんてない、私が苦しいのだから私を理解しろと本気で思っていた私ですが、こんな考え方をしていたら態度や発言にも現れ、夫も理解したくなくなっていたと思います。まずは自分から相手を理解する、そうすれば夫も理解してくれると信じて、夫から見える世界を知るために「夫のトリセツ」という本を読みました。この本を読むと、夫の脳内を丸裸にすることができるため、今後自分がどのように振る舞えば良いのか、ヒントになります。

5、”察して欲しい”から「言語化」を意識する

夫のトリセツを読んで、男に察してほしいと願っても無駄だとわかった私は、夫に対するコミュニケーションを変えました。私がワンオペでイライラしていても夫は何かしてあげようと思うタイプではないので、「お皿くらい何も言われなくても片付けてよ」から「お皿を食洗機に入れて欲しい」に、「あ〜イライラする」から「1時間の自由時間が欲しいから土曜日公園に行って欲しい」というように前までは自分で察して勝手にやってくれと思っていたことを、明確に夫に依頼するようにしました。すると、夫も自分が何をすれば私の機嫌が良くなるんだということが分かり、色々と動いてくれるようになりました。

あくまでも私たち夫婦の話ですが、ワンオペで苦しんでいるワーママのどなたかの参考になれば嬉しいです。