見出し画像

銀行APIを活用したプロダクト開発講義を実施!GMOあおぞらネット銀行・CTO 矢上 聡洋が語る、講師も感動した生徒の本気と熱量

未経験から最短5ヶ月で世界に通用するクラスのエンジニアを育成する、女性のためのプログラミングブートキャンプ(フルリモート型)「Ms.Engineer」

Ms.Engineerでは先日、BootCampのカリキュラムの中で、sunabar-GMOあおぞらネット銀行 API実験場(以下、sunabar)を活用した講義が行われました。実際にプロダクト企画・開発を行う実践的なカリキュラムに企画から携わってくださったのは、GMOあおぞらネット銀行・CTOの矢上 聡洋さん。

今回の記事では、これまでに数多くの講義を手掛け、多数のエンジニアとも仕事をしている矢上さんに、この講義の概要のほか、実際に講義を実施して感じたMs.Engineerの印象などをおうかがいしました。

実際のカリキュラムの内容はもちろん、生徒だけではなく講師の皆さんの熱量が伝わる記事になっています。是非ご覧ください。

講義と実践課題を詰め込んだ圧倒的ボリューム。5日間を駆け抜ける講義をスタート

——今回矢上さんがかかわってくださった講義について教えて下さい。

Ms.EngineerのWeek7(7週目)のカリキュラムとして、我々が提供している銀行API実験場「sunabar」を使って簡単なアプリケーションを企画・開発してもらうという講義を実施しました。

「sunabar」は、社外セミナーはもちろん、社内のシステム講義などでも活用しており、契約手続きなしに、銀行APIを気軽にテストいただける環境です。今回の講義でも、かなり本番に近い、実践的な開発に取り組んでもらえたと思っています。

加えて、銀行APIをオープンに利用できるようにしている実験場は国内にはまだ無いので、貴重な機会になっていればいいなと思いますね。

——実際に講義にはどのようにかかわってくださったのでしょうか。

講義の企画から実施までガッツリたずさわらせていただきました。今回は、私よりフィンテック業界や銀行APIのユースケースなどについてお伝えし、もうひとりの担当者がハンズオンをすすめてくれた形になります。Ms.Engineerの講師の方々にも、もちろん入っていただきました。

最初にMs.Engineerのメンバーから予定しているスケジュールを見せてもらったときはびっくりしました! 月曜から金曜の5日間、9時から17時までびっしり学ぶ時間が取られていたんです。

それで僕らも気合が入って、APIの仕様などを説明する講座の後に、しっかり開発をしてもらう構成にしました。前半はお題に沿った開発をしてもらって、さらに3日目からは、自由に “APIを活用したお金に関するアプリケーション” を自分たちで考えて実装してもらうという内容にしたんです。

Ms.Engineer生の短期間での圧倒的成長に驚き。成長の理由とは

——かなりボリュームのある内容ですね! 実際にかかわる講師の皆さんの熱量あってこそだと思います。実際に講義を実施してみてどのような印象を持たれましたか?

生徒の皆さんが前向きで真面目で、びっくりしたというのが正直な感想ですね。色々なことを質問してもらえますし、「本気度がすごいな」というのをひしひしと感じたというか。

最初は(カリキュラムが開始して)7週目の講義と聞いて「結構1から教えないといけないことが沢山ありそうだ」と思っていたんですが、皆さんものすごくスキルをつけていて。データベースも使えるし、画面設計ももちろんできるし、GitHubもなんとなく使える。その上で、今回の講義で、プロダクト企画を立ててそれを設計に落とし込むところまで実践されようとしていらっしゃって。

1ヶ月半でここまでできるのはすごいな、成長速度がすごいな、と感心しました。

——実際にエンジニアの皆さんと働かれている矢上さんがおっしゃるのを聞くと、すごく嬉しいです。

実際にMs.EngineerのBootCampが進むほど、皆さんの成長の理由がわかった気がします。

3日目以降のプロダクト開発のフェーズになると、みなさん1日の限られた時間の中で、9時から17時まで開発して、その後家事なんかをやられた後に、また20時から続きの開発をされたりして。頑張って夜中まで開発を進めているチームもあったんです。

このペースで学習するのは独学では絶対に無理ですよ。肉体的にも精神的にも鍛えられる、まさに “BootCamp”という言葉がぴったりの時間だなと思いました。

——本当に生徒さんの「人生を変えるために挑戦する」熱意がすごいですよね。

たぶん卒業される皆さんは、この期間より大変な経験をする現場はそうそう無いんじゃないかなと思います。逆に言うと、これを経験しておくと、現場に入っても結構どこでもやっていけるスキルや心構えができるんじゃないかと思いますね。

実際にMs.EngineerのTakumiさんと話したら「どこでも通用するエンジニアに育てるために、負荷の高いカリキュラムにしている」と熱く語られていたので、その思いがすごく伝わってきました。

生徒の熱意と努力に、講師である自分も心が洗われたような気持ちに

——講義の中では、講座だけではなく、生徒からの質問にも随時答えてくださったと聞きました。どんな質問を受け付けてくださっていたんでしょうか。

技術的な質問を中心にDiscordを通して答えていました。ただ、そういった技術に関する質問以外にも、銀行業界や当社の働く環境についてもお話させていただきましたね。「エンジニアとしてやっていけるでしょうか」というような質問に対して、ほぼ面談のように詳しくお話したこともありました。

——実際にエンジニアとして働いていらっしゃる方に講座の中で質問できるのは生徒にとってすごくありがたかったんじゃないかと思います。

1ヶ月半くらい講座を受けた後に、こういった実践的な場での講義があるのはすごくモチベーションになるんじゃないかと思いました。現場のイメージが少しでも湧くと、「こういった環境にたどり着くために頑張るんだ」とカリキュラム後半のやる気も出るんじゃないかと感じましたね。

——最終発表の時間は涙を流して感動する講師もいたと聞きました。

すごく真剣に取り組まれた結果、プロダクトとしてもしっかり動くものができていたんですよね。発表のプレゼンテーションの最後に「皆さんのおかげで頑張れました」と書いてくださっている方もいて、みんなウルウルしていました(笑)

私も、20年くらい前にプログラミングを学び始めて、忘れていた感覚を取り戻した気持ちがして、すごく心洗われた一週間になりました。

——どういった姿に心が洗われたような感覚があったのでしょうか?

開発していると、色んなハードルがあるんですけど、それを自分たちで頑張って調べて乗り越えようとしているところですかね。

自分も昔経験してきたことなので「大変なんだよなあ」と思いながら見ているんですけど、乗り越えた先に笑顔が見えると、昔の自分の姿が重なって。今の仕事ももちろん大変だし難しいことも多いんですが、改めて初心を思い出させてくれたような気がします。

——実際に発表されたプロダクト案の中には、面白いアイデアもあったとおうかがいしました。

普段銀行サービスに携わっていない人たちならではの自由な視点で、お客様に必要とされるサービスを考えてくださいました。自分たちとは出発点の違うアイデアを沢山見せていただいてすごく気づきがありましたね。

マーケティングチームにも「是非議論してみてください」とシェアしました。

——最後に、開発組織でキャリアを積まれてきた矢上さんから見て、女性がエンジニアになることについて考えられていることはありますか。

我々は銀行でありながら、銀行らしくない銀行を目指していこうということで、プロダクト開発も内製化していこうとしています。そうするとやはり、エンジニア採用がすごく重要になるのですが、今は社会全体として、本当にエンジニアの絶対数が足りていないんですよね。

そうした背景もあって、「お互いに助け合えることがあるのではないか」と考え、2022年4月にMs.Engineerと包括的パートナーシップも締結いたしました。今回の講義も、このパートナーシップがきっかけだったんです。

そもそもエンジニアの絶対数が足りないから、増やしていくことが急務である。加えて、全体のバランスとして圧倒的に女性エンジニアが少ないという現実があります。プロダクト開発には複数の視点が必要であり、多様性のあるチームが必要なので、女性は特にエンジニア業界で求められていると思います。

エンジニアは場所や時間に制限されない働きやすい仕事ですし、エンジニアが増えるということは日本全体にとって良いことだと思いますね。

新規受講生募集中!まずは無料カウンセリングから

Ms.Engineerは未経験から最短5ヶ月でハイクラスエンジニアを目指すことができる、女性のためのフルリモート型プログラミングブートキャンプです。
あえて女性のみの学習環境であることで、女性ならではのライフスタイルに寄り添った学びやすさやサポート体制を提供します。
Ms.Engineerでは、新規受講生を募集しています。

申し込みフォームはこちらから

仕事や学校を続けながら受けられる4週間の初心者コースを、女性だけのクラス、全てオンラインの授業で受けることができます。
ご興味ある方、または受講ご検討の方には、無料カウンセリングを承っています。お気軽にHPからお申し込みください。

また、今後もさまざまな女性たちのストーリーをご紹介していくので、是非noteのフォローもよろしくおねがいします。