【F1 Rd.15 オランダGP🇳🇱決勝ハイライト🏎💨】
レースハイライト
72周で行われたザントフォールトでの決勝レース、長いレースを駆け抜けトップでチェッカーを受けたのはノリノリのランド・ノリス🇬🇧(マクラーレン)。なんと2位マックス・フェルスタッペン🇳🇱(レッドブル)に対して22秒もの大量リードを築く圧倒的なレースを披露してくれました。
スタートはPPのノリスがリアクションこそ悪くなかったもののそこからの伸びが足りず、隣の2番グリッドからスタートしたフェルスタッペンにホールショットを奪われます。
しかしいつものフェルスタッペンであればここから後続を引き離していくのですが今回は違います。ノリスは常にフェルスタッペンの1.5秒圏内で追いかけ、タイヤのデグラデーションに差が出たのか18周目ついにノリスがトップに立ちます。
ノリスはここから危なげない走りでフェルスタッペンをグイグイと引き離し22秒もの大差を築き、最後はファステストラップまでマーク。貴重な26ptを稼ぎました。まさかここまでマクラーレンが圧倒するとは誰が想像したでしょう。シーズン後半をワクワクさせる走りでしたね。
優勝争いはノリスが圧倒しましたがその後方では様々なバトルが勃発してました。その中でもサインツ🇪🇸(フェラーリ)は9周目に同郷のアロンソ大先輩🇪🇸(アストンマーティン)をターン1で大外刈り、11周目にはガスリー🇫🇷(アルピーヌ)を同じくターン1で今度は内側から料理する活躍。レースを盛り上げます。
チームメイトに負けじとルクレール🇲🇨(フェラーリ)もピアストリ🇦🇺(マクラーレン)に迫りプレッシャーを与えます。このレース、マクラーレンだけでなくフェラーリも非常に力強いペースを見せてくれました。
ピアストリは34周までピットを引っ張り5番手でレース復帰、ルクレールは3番手で通り過ぎ見事アンダーカット成功となりました。
しかしピアストリもチームメイトのノリスに負けじと動きます。4番手を走るラッセル🇬🇧(メルセデス)に追いつき、40周目ついにターン1の外側からオーバーテイク!4番手に浮上しマクラーレンのコンストラクターズ争いに貴重なポイントを重ねてくれます。
大迫力だったのは42周目。最終コーナーの大型バンクをなんと5台のマシンが一気に駆け抜け、ホームストレートでは全車入り乱れます。その光景はまるでインディカーのハイスピードオーバルでのバトル!(インディカーは左コーナーですが笑)。迫力満点でしたがマグヌッセン🇩🇰(ハース)は左右から4台にごぼう抜きを食らいます(^◇^;)
ここから先はどのポジションもバトルが落ち着いて大きな動きはなくフィニッシュ。ノリスが優勝、フェルスタッペン2位に続いてルクレールが3位に入る表彰台となりました。
角田裕毅🇯🇵(レーシングブルズ)は11番手からスタートしたにも関わらずストラテジーがうまくハマらずタイヤの摩耗も思った以上に大きかったようでほとんどが1ストップで戦う中2ストップを要し最終的に17位でフィニッシュ。今回はとことん見せ場のないレースとなってしまいました。次戦モンツァでは切り替えて挑んでほしいですね。
一方でピットクルーは見事な仕事をしてくれ、このオランダGPでは角田のピットでファステストピットストップをマーク。リカルドのストップも6番目の速さだったのでこれは非常に良い材料。今後もスムーズなストップを期待しましょう。
スタンディング
このレースを終えてのポイントスタンディングはこちら。
まずはドライバーズから。
ノリスは今回の勝利でフェルスタッペンとの差を70ptまで縮めました。今シーズンは残り9戦。決勝レースだけでいえば残り全て優勝+ファステストラップをマークすれば計算上ノリスは逆転チャンピオンも狙えます。決して簡単な距離ではありませんが、今のレッドブルとマクラーレンの力関係を考えれば少し期待を持ってしまいます。フェルスタッペンが逃げ切るのか?シーズン後半ますます見逃せません。
そしてコンストラクターズ。
トップのレッドブルとマクラーレンの差はついに30ptまで近づいてきました。ドライバーズと違ってこちらの逆転劇の方は現実的になってきましたね。夏休みが明けてペレス🇲🇽(レッドブル)は少し力を取り戻したようにも思えましたが、まだ1戦だけなので実際のところは分かりません。マクラーレンの逆襲なるのか?それともレッドブルが逃げるのか?シーズンがますます楽しみになってきました!
次戦
次戦は伝統のイタリアGPモンツァラウンドとなります。F1屈指の超高速サーキットで今年はどんなバトルを見ることができるのか?次戦も見逃せません!
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