【F1 Rd.16 シンガポールGP🇸🇬決勝ハイライト】

大波乱の決勝、レースを制したのはポール・トゥ・ウィン、カルロス・サインツ🇪🇸(フェラーリ)!
2位にはランド・ノリス🇬🇧(マクラーレン)、そして3位にはルイス・ハミルトン🇬🇧(メルセデス)が入るトップ3となりました。
サインツからハミルトンまでのギャップは僅か1.2秒、大接戦のフィニッシュでした。

今回のシンガポールGPも例によって20周目にSC出動、43周目にVSCが発動されSC出動率100%は今年も保たれました笑

ポイントだったのはいずれも62周レースの約1/3ずつのポイントで、ピットに入るには都合の良い距離感でもありました。
SCのタイミングでほとんどがピットに入りミディアム・ソフトタイヤ勢はハードに履き替えましたが、VSCの時はステイアウトとピット勢でストラテジーが別れました。
上位陣ではフェラーリとノリスがステイアウトを選択、それに対しメルセデス勢はミディアムへ交換。

流石メルセデス、見事なダブルストップでしたね。
ただ、グラフィックのピットタイムの表示は上下2つともなんとジョージ・ラッセル!
メルセデスのダブルストップではなく、ラッセルのダブルストップ笑
このお陰でレースが終わった後も思い出してしまい僕の笑いはストップしませんでした(^◇^;)

このピットで一時はサインツ、ノリス、ルクレールの3台とメルセデス2台には大きくギャップが生まれましたが、ラスト10周でその差が一気に詰まり、最後はトップのサインツから4位のハミルトンまでが各車1秒未満のギャップの大接戦!
その中でファイナルラップ、3位を走っていたジョージ・ラッセル🇬🇧(メルセデス)がターン10でミスを犯しウォールへ!
ここまで素晴らしい走りをしていただけに、ラッセルにとって非常に悔しい結果となりました。
しかし本当に、この終盤のバトルは手に汗握りましたね。
間違いなく、このレースのハイライトでした。

最終リザルトはこちら

実は今回のレース、前日の予選でのクラッシュの影響でランス・ストロール🇨🇦(アストンマーティン)の欠場が当日になって発表されました。
鞭打ちが酷く走れる状態にはなかったようでしたが、幸い大きな怪我があるわけではないようだったので次戦日本GPには元気な姿を見せてほしいですね。

レッドブル陣営は予選に続きこの決勝でも速さを示すことができず、フェルスタッペン🇳🇱5位、ペレス🇪🇸8位という結果となり、連勝は14で止まってしまいました。
ハードタイヤスタートでスティントを延ばしてポジションを上げる予定だったとは思うのですが、やはりSCにタイミングを阻まれてしまいましたね。
それでもフェルスタッペンは11番グリッドから5位、ペレスは13番グリッドから8位、予選順位を考えれば出来る限りのことはやれたのではないかなと思います。

また今回拍手を送りたいのは9位に入ったリアム・ローソン🇳🇿(アルファタウリ)!これがローソンにとってF1初ポイントとなりました。

しかも今年のアルファタウリはここまで角田裕毅🇯🇵の10位が最高位フィニッシュだったのでそれを更新。
レース運びも全体的に危なげない走りで目立ったミスもなく、新人らしからぬ堅実な走りでしたね。
今回のシンガポールには家族の方も観に来られていたようなので、ローソンにとって最高のGPになりました。

逆に残念だったのは角田裕毅。
攻めの戦略でソフトタイヤを選択したこともありスタートは素晴らしく15番手スタートからターン1で12位までポジションを上げたものの、ターン5の右コーナーでペレスと接触。
その際に車体の右回りを大きく損傷、ラジエーターを破損した為1周目でリタイアせざるを得ない結果となりました。
残念でしたが、予選Q1で見せた速さは本物だと思うので次戦鈴鹿に期待ですね。

シンガポールGPを終えてのランキングはこちら

アロンソがノーポイントに終わりハミルトンが3位に入ったことでランキング3位が入れ替わりましたね。
フェルスタッペンとペレスの差は151ptに広がりました。残り7戦で獲得できる最大ポイントは206ptなので、チャンピオン決定はもう少し先になりそうですね。

さて、次戦はいよいよ待ちに待ったRd.17日本GP🇯🇵
昨年は雨もあり大波乱の展開と、混乱に満ちたドライバーズチャンピオン決定となりましたが今年はどんなドラマが待っているのか?
アルファタウリも調子を上げましたし、角田裕毅の活躍にも期待ですね!


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