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脱サラして農家になりたい人が、就農前にまずやっておくことは?


脱サラ農家のmichiです

私が就農する前は、農業について多少調べただけで

自分にできると思い込み、願望と勢いだけでスタートしてしまいました。


その結果、理想と現実は、全く違いました。

もちろん、悪いことばかりではなく、良いこともたくさんあります。


今思うと、もっとしっかり、計画と準備をしていれば、早い段階で農家としてお仕事が出来ていたと思います。


しかし、私はこの経験があったからこそ、新規就農して苦労しないために、やっておくべきことが分かりました。


そこで、今回、新規就農する前にやっておくことと、その理由を説明します。


1、 何を栽培するか決めておく。


農業は、作物ができれば必ず完売できる仕組みではありません。
もちろん、お客様の需要がなければ、売れ残ることもあります。


せっかく作ったのに、売れ残ってばかりでは、採算が合わず、苦労します。


では、なるべく完売できるためにはどうしたらいいのか。

それは、地域の特産物を作ることです。

例えば、北海道は男爵イモ、埼玉県は深谷ネギ、神奈川県は三浦だいこんなどがあります。
  

特産物は、需要があり、商品が売りやすく、栽培もしやすいということです。
  

もし、特産物が見つからず、何をつくればいいか分からない場合は
地元の直売所などに行き、地元農家が何を栽培して、何が売れているのか調べてみるといいでしょう。
  

2,1か月の生活費を把握しておきましょう。

農業は、異常気象などの影響で、所得が安定しないことがあり

「常に稼がなければいけない」気持ちで、プレッシャーになります。
  
私も、常にフル稼働して身も心もボロボロでした。

  

しかし、1か月の支出を把握してからは、目標が見えて、気持ちが楽になりました。
  

例えば、何日出荷して、1日いくら売り上げれば、とりあえず生活できるなと把握できました。

まずは、生活費を把握しておくことをおすすめします。

  
  

3,販路先を決めておく
   

農業は、生産だけではなく、販売もしていきます。
そのため、販路先を見つけておくことが必要です。
    
新規就農者は、まず直売所を探すのがいいと思います。

他にも販路先があるのに、なぜ直売所がいいのか?

理由は4つあります。

1, 直売所の数が多く、すぐに見つけやすい。
2, 規格外品(キズ有、変形品)でも安価で売れる。
3, 地元農家とつながりができる。
4, 自分のペースで出荷ができる。


農業をはじめた頃は、思ったより収量が少なく、規格外品が多くなりやすいです。
 

その場合、農協出荷・ネット販売・飲食店販売だと、相手の要望に応えられません。

自分の生産技術が上がるまでは、直売所から徐々に販路先を広げることをおすすめします。


 
4, 地元の人や農家とコミュニケーションを取っておく。


農業をはじめる理由に、「人と関わりたくないから」という人がいます。

農業は、一人作業が多く、黙々とやるイメージですが、農業は、コミュニケーションも必要です。

私は、販路先や農地のことで悩んでいた時に、地元農家さんに相談しました。

すると、すぐに販路先や新規の農地が見つかりました。

私が、探したらすぐには見つかっていなかったです。

農業をやっていると、悩みや困ることがあります。

その時に、頼りになる地元農家さんがいると、すぐ解決します。


また、地元の人が、私が農家だと知り、野菜を直接買ってくれて、顧客になってくれました。

今、徐々に軌道に乗り始めているのは、地元農家さんと地元の人のおかげです。

地元農家さんと地元の人とは、今のうちにつながりを持っておくことをおすすめします。

5, 1年分の生活費を貯金する。

 

人によりますが、就農当初は、低所得が続きます。 

そのため、1年分の生活費は、確保しておきましょう。
 
貯金が少ないと、生活費を稼ぐために、副業をすることになり

農業は、技術向上がカギとなりますので、集中して作業に取り組むためにも

ある程度の貯金はしておきましょう。


6, 研修やアルバイトで農業に触れる。


農業は、高い技術と知識がないと続けていくことが難しいです。

未経験でも新規就農者になれますが、お金の面や技術向上で、相当苦労でしょう。

もし、未経験から始めるのなら、アルバイト・研修・週末農業など、まず、農業に触れることから始めることをおすすめします。
  

まとめ


新規就農する前に、やっておくべきことを紹介しましたが
とにかく「準備」が大事です。
そして、準備をするときは、最悪の場合もしっかり考えておきましょう。

農業は、一人では絶対に成功しませんので、地元の人や農家さんと

協力をして取り組んでいきましょう。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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