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24-31. お金持ちになりたい娘と、お金で働きたくない母

小2の娘は“ゲーム実況YouTuber”に憧れていて、将来はそれになるらしい。

ゲームできるし、コメントをもらったら嬉しいし、お金持ちになれるから、だと。

『お金持ちになったら何がほしいの?』と聞くと『豪邸に住みたい』そう。

そして『ほしいものがいろいろ買える』のがいいらしい。

だけど、今のところ特にほしいものはないそうだ。

ないんかい。笑

ただやみくもにお金持ちになればいい、と思うのは危険だなぁと思う。
お金の奴隷になってしまうから。

ある日、『ママって1億持ってる?』と聞かれた。

『1億持ってないよ』
『1万円はある?』
『あるよ』
『○○ちゃんの家は3億円あるんだって!』

億は7歳の子どもにとって、「とても大きい」とイコールだ。

こんな小さい子どもたちも『お金がたくさんある=すごい』って思うんだなぁ。

その知恵はどこからきてるんだろう?
YouTube?

『貧乏になったら死ぬの?』とも聞かれた。

『ほんとうにお金がなくなったら国にもらえるんだよ。今のところお金あるから大丈夫だよ。

食べられたら生きていけるでしょ?だから食べ物があれば死なないよ。

でもママは食べ物を自分で作れないからお金がいるけどね』

ふと、貧乏って果たしてどこからのことを言うのだろう、と思った。

自分が生きるために必要なお金を稼げなくなったら、それを貧乏と呼ぶのだろうか?

ほんとうにほんとうに切り詰めたら、生きていくのに本当に必要なお金ってどれくらいなんだろう?

前にも実験したことがあるのだけど、楽しいからもういちど実験してみよう。


最近わたしはホームページがつくれるようになった。

いろんなご縁が重なったのと、もともとそういうシステムを用いて何かをカタチにする作業が好きなのだ。

で、せっかく作れるようになったので、練習のために母のサロンのホームページをつくらせてもらった。

以前は一部を外注したので、一からつくるのははじめてで手間取ったけど、楽しくて楽しくて、1日中没頭して、8時間くらいかけて完成した。

1日中何かに没頭したのは久しぶりで、ほんとうに楽しかった。


もちろん無償でやった。

きっと、無償だから楽しかったのだ。

お金をもらって同じことをしても、ここまで楽しく没頭することができない。

なぜだろう?

無料だと『自分のために仕事を楽しめる』けど、お金をもらうと『相手のために仕事をしなければならない』になるのかも。

お金をもらってるんだから、満足してもらわなきゃとか、ミスしないようにしなきゃとか、そういうノイズが入ってきて楽しめなくなってしまうんだと思う。

そっか、なるほどね〜。

お金をもらってからつくるんじゃなくて、楽しんでつくったものでお金になるんだったらいいのかなぁ。



お金持ちになりたい娘と、お金をもらって働きたくない母。


子どもの話っていろいろ気づきがあっておもしろいなぁ。

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