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せめて私は私の味方でありたかった

自分の気持ちを上手く消化しきれないまま
月日だけが過ぎている。

もう関わるのを辞めようという気持ちと
どうせ長くても後2年程で会えなくなるのなら
その日が来るまでは好きに動こうという気持ち
相反する気持ちが自分の中で交互に現れて
毎日落ち着かない。

前回の記事で7月からまた同じ環境で…
と書いたけれども
結局その決意も萎んでしまって
これからどうすべきか分からずにいる。


それでも今日
彼のいる場所に足を運ぶ予定だった。

本当に我ながら呆れてしまうけれど
ご丁寧に美容院やらマツパやら
数日かけてしっかりとコンディションをあげて
ネイルを仕上げている最中にその予定は崩れた。


今日、彼女が来ることになったから
恐らく私に何か言ってくると思うと。
だから気をつけてくれと。
その文面を見た時、私はやけに冷静だった。

それなら私は行かない方が良い。
修羅場になることで一連の出来事を知らない
他の人達にまで色んなことがばれたりしたら
彼の仕事にも響く。

それに私が彼女の立場だとして
久々に彼の職場に行ったら
彼と別れるきっかけになりかねなかった
最低な既婚者が何故かいる。
そんな状況気分が悪いに決まっている。



キャンセルの手続きをして
行くことを伝えてしまっていた友人に
体調が悪いからいけないと連絡をいれた。
裏でそんな揉め事が起きていたなんて
友人は夢にも思わないだろう。

そこまで淡々とこなして
一旦ベッドに沈んだところで
急に少し涙が出た。びっくりした。



慣れていると思っていた。
過去、ドタキャンが日常茶飯事で
ようやく会えると1人浮かれて身支度していたら
予定がなくなるなんてことが当たり前だった
最低最悪な恋愛をしていたことがある。

そんなことに慣れてしまっているのは
悲しいことだし哀れなのだけれど
その経験のお陰でそこまで傷つかずにすむ。

そう思いながら淡々とキャンセルしたのに。
私、涙出るんだ。


でもよくよく考えてみれば
いくら慣れていたって
傷つかないわけではない。
傷つかないのではなくて
きっと、諦めるのが
上手くなっただけなんだと思う。


今回の一連の出来事に関しては
正直私に圧倒的落ち度がある。

既婚者なのに
好きな人ができてしまったこと。
酔っていたとはいえ
相手に好きかどうか聞かれて
馬鹿正直に好きだと言ってしまったこと。

酔っ払い既婚者の戯言だと
流されずに向き合ってくれたことが
想定外ではあった。


ただ、そんな風に
私が自ら道を誤ったのは確かなので
当たり前に表立ってこの出来事について
誰かに吐き出すことはできない。

少ししんどい時があろうが傷つこうが
自分の中でうまく消化するしかないし
被害者ぶっちゃいけないと思っている。



でも、せめて自分くらいは
自分のことを責めすぎないで
好きになってしまったことも
この出来事に関連して起こる何かに
傷ついてしまうことも許してあげたい。
自分くらいは自分に味方でいたい。

感情に対する罪悪感とか
そういうものも全部受け止めて
仕方ないって許してあげたい。
世間からしたらバッシングものの
出来事だったとしても。


そうやって自分のことを許しながら
少しずつ前に進んでいけたらな。




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