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元親友の好きだったセフレを彼氏にした話

高校時代大好きで何でも話し合える親友がいた。

しかし、その子がバイトを始めたことで話が合わなくなって絶縁状態になってしまった。

月日が経ち、20歳の春に1人の男友達よくと遊ぶようになった。

その男友達とは高校時代からの男友達だったので、親友・男友達を含め複数でよく遊ぶことはあったが、2人で遊ぶことは初めてだった。
その時間が楽しくて、気がつけば1ヶ月の半分以上は会っていた。

家で会うこともあったが、体の関係はなかったし〝このまま仲のいい友達〟なんだろうな。
と思っていた。

だが、その日は突然やってきた。

いつも通り相手の家で遊んでいると、なんだかそうゆう雰囲気になってしまい、一線を超えてしまった。

「ああ。私の初めては彼氏じゃない人に捧げてしまったのか。」と相手の腕の中で感じたことをいまでも覚えている。

もう、会うことはもう無いだろうと思っていたが相手から「もう一度会おう。」と連絡が来て会うことになった。

その男友達に「親友とはセフレだった。あの子は俺の事が好きだったけど付き合わなかった。俺はその事を後悔してる。だからそれを償う為にも○○の事は好きだから付き合って欲しい。」と言われた。

今の私なら、「贖罪の為に私を使うな。」と断っていただろう。

しかし、私も好きだと思っていたし、初めて告白された事が他人から認められた気がして嬉しくて付き合うことになった。

元々その親友と男友達がセフレ関係にある噂は流れていた。
真意を確かめたくてその親友に関係性を聞いた時に「そんな関係じゃないよ!ただの友達!」と言われたから私は噂は噂だ。その言葉を信じよう。と思うようにしていた。

だからこそ、彼氏になったその男友達から関係性を聞いた時に【親友から嘘をつかれていた】という事が悲しくて仕方がなかった。

その時から私は人をあまり信じられ無くなった。

初めての彼氏と代償に人を信じる気持ちが減ってしまったのだ。

その彼氏とは1年続いたが結局別れてしまった。

風の噂に聞くと、私と別れたあと同じ高校の友達を1人抱いて、1人と付き合ったそうだ。

あいつの何が好きだったんだろう。
今考えると本当に分からない。
あれは好きではなく、きっと承認欲求を満たしてくれる存在への依存だったのだろう。

人を信用したいし、好きになりたい。 
だけど、裏切られた時がトラウマでストッパーをかけてしまう。

とんでもない深い傷を残していってくれたものだ。

だけど、そのおかげで私は面白い人間への1歩を踏み出すきっかけにもなった。

あー人生は難しいな。

何かを得るためには、何かを失わなければならない。
等価交換とはよく言ったものだ。





なーんて、綺麗な言葉で片付けられるはずないだろ。

絶縁した時にありもしない私の悪口散々周りに言いやがったせいで私はずっと学校の中で孤立して、それが苦しくて辛くて自傷行為に手を出してしまって、その時から今日まで「生きたい」と思える日なんて1日もないくらいの希死念慮に囚われている。
毎日誰か殺してくれないかな、朝目覚め無ければいいのにと思っている。
人を信じるのが怖い。裏切られるのが怖い。1人になるのが怖い。
なんて全然感じたくなかった。
死にたいなんて思いたくない。
生きたいと思える人生を送りたかったよ。
この気持ちとずっと生きていくためにはデカすぎる代償。
こんな深い傷を残していったこと絶対に許さないから。


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